こんにちは、開発部の刈川です。花粉がつらい季節ですね。 サイボウズでは「技術Bar」と呼ばれる、いわば社内勉強会・LT大会のようなものを毎月開催しています。 先日、その技術Barを開催したので報告も兼ねて、社内勉強会を開くためのTIPSなんかをかんたんに紹介したいと思います。
発表ネタ
今回発表したネタはざっくりとこんな感じです。
※ 社内ネタをおもいっきり含むので資料は公開してません。ごめんなさい。
『制約なき多様性』
アクセシビリティについての話。 自社製品のアクセシビリティについての調査や、今後の考え方をうったえかける深いお話。
『2014 年度脆弱性報奨金制度報告会』
弊社脆弱性コンテストの報告。 外部の方から報告の上がった脆弱性の分布や奨励金の最高額などを赤裸々に報告。
『aspect aspect aspect』
アスペクト指向プログラミングとはなんぞや、という話と実際のコード例、通ぶるにはどうすればいいのかなどの小技の紹介。
『FirmataでArduinoプログラミング』
CIが落ちたらくまさんぬいぐるみが踊り狂う装置をつくった話。 Firmataを使うとRubyやJavascriptなどでArduinoを制御することができる。
学生参加枠LT
今回は学生の皆さんにも発表に来てもらいました。とても個性的な発表で社員の皆も興味津々。発表が終わったあとも自然とプチ懇親会のようなものが開かれてワイワイしていました。
『SCIS2015参加記 暗号と情報セキュリティシンポジウム』
SCISで個人的に気になった発表の紹介。 コンテンツの情報追跡システムや、ウェアラブルデバイスを用いた認証方式などの研究解説をしていただきました。
キーボード101
最新のキーボード事情&キーボードを改造した話。 HHKBの静音化やMacbookのキートップ改造などを実物を見せながら紹介。
〜〜〜ここから開催裏話〜〜〜
先に機会を作ってネタを集める
技術Barでは、「この日に技術Barやるよー!何か喋りたい人いる?」というスタンスで開催しています。以前までは発表ネタが一定数以上集まるのを待ってからの不定期開催だったのですが、これだとネタが全然集まらなくて半年以上の間が開いてしまったりと開催もモチベーションも維持できなかったので、最近はこのスタンスで開催することにしました。先に機会を作っておいて、ネタが集まらなければまた来月、という感じです。
ネタ募集箱を作る
発表希望者がたくさん出てくると、その管理が大変になってしまいます。そこで技術Barでは、事前に発表資料やタイトル、発表時間等の概要を登録しておくネタ箱を用意しています。ネタ箱にはkintoneというサービス(自社サービスです、手前味噌ですみません)を利用しています。このあたりはGoogle Docsや, メーリングリスト,あるいはその他Webサービスで代替できると思います。過去に発表された資料もこのネタ箱に蓄積されていくので、発表を見逃した人が後で参照するときなんかに役に立っています。
時にはピザなんかも・・・
サイボウズでは多くの社員が自主的に勉強会を主催しています。たとえば自然言語処理、並列プログラミング入門、テスト、チームワーク、プロセス改善などです。これらの勉強会が頻繁に開催されるので、会社から勉強会を支援する制度が用意されています。この制度を利用することでピザや寿司、飲み物などの軽食を会社負担で用意することができます。やっぱり軽食がある方がワイワイできていいですよね。余談ですが弊社では特に寿司が人気です。
おわりに
簡単にですが、社内LT大会こと技術Barの説明でした。普段なかなか会えない他製品チームのメンバーとの交流もできるので、チーム内でコミュニケーションが閉じてしまっているような方々は是非こういった機会を設けてみるとなにかが変わるかもしれません。ぜひ試してみてください。