こんにちは。サイボウズ デザイングループの河内山です。
サイボウズではサマーインターンを8月から9月にかけて3回開催しました。今回は「サイボウズ サマーインターン報告その3」と題して、サマーインターン3回目のデザイナーコースの報告をします。
過去の記事: blog.cybozu.io blog.cybozu.io
インターンの概要
3回目のサマーインターンは、9月5日~9日に開催しました。デザイナーコース参加者は1人でした(寂しい…)。 デザイナーコースではサイボウズで実施しているデザイン業務を体験してもらい、同時に会社・部署紹介などを織り交ぜながらインターン生と企業がお互いを深く知ることを大切にしています。
採用面接だけでは時間が限られていますが、インターンでは長い時間お互いを知ることができるため、インターン経由の入社は理想的な流れの1つだと思います。 実際、2017年入社予定組にインターン出身者の学生も多く、デザイナーコース出身者もいます!
主なメニュー:
- デザイングループの紹介
- 課題:製品のデザイン提案
- ペルソナ ワークショップ
- サイボウズのデザインプロセスの紹介
スケジュール:
課題について
主力製品であるサイボウズOffice モバイルUXに関するデザイン提案を、リサーチ→プランニング→プロトタイピングというフローで実施しました。適切なアドバイスができるよう、対象製品はメンターが担当している製品になります。
リサーチ
事前に用意したペルソナとジャーニーマップをもとに、製品でモバイルを利用するユーザーの行動や心理を理解しました。自分とは違う人のためのデザインを考えるのに、ペルソナが役に立ったと思います。
期間中は、インターン生とデザイングループメンバーによるペルソナワークショップも実施しました。
プランニング
ペルソナとジャーニーマップからUXの問題点を見つけ、どういう状態が解決になるかのゴールを設定しました。複数出た問題点から今回フォーカスするものを絞りました。
問題点:
- 外出中にモバイルから対応しにくいメールを、会社に帰ってPCから返信しようとしても、該当のメールを探す手段がない
ゴール:
- 後からから対応が必要なメールを探しやすくする
プロトタイピング
ここからいよいよ問題解決のデザイン案作成です。インターン生が使い慣れているということで、今回はSketchとProttを使いました。ここはインターン生が得意な作業だったようで、デザイン案がどんどん出てきました。実装を考慮した手堅い案から、未来的な大胆な案まで幅広い案が出ました。
作成したデザイン案をもとにデザイングループメンバーと一緒にレビュー会を実施して、実際の現場と同じように率直な意見交換が行われました。
成果発表
他コースのインターン生と一緒に課題の成果とインターン全体の感想を大勢の前で発表します。課題発表中は実況スレッドが立ち上がり、インターン生の考えたデザイン案にポジティブなコメントがたくさん流れていました。
インターン生の感想
インターン生の感想を一部ご紹介します。
- デザインの現場に入って製品のデザイン提案をするというのは他ではできない経験なのではないかと思います。かつデザインプロセスに則って改善するというのは、最も実践的なスキルだと思うので、5日間でそれが体験できたのはとても良い経験になりました。オフィスもチームも働き方も、すべてチームワークを前提に考えられていて、働いてみてとても心地よかったです。準備、運営本当にありがとうございました! 良いデザイナーになります。
まとめ
メンターと一緒に課題に取り組む時間が多いですが、ランチや打ち上げでインターン生といろいろな社員がカジュアルに話しをする機会もあり、全てのコースでインターンの趣旨どおり会社と人を知ってもらえた5日間だったと思います。
来年もデザイナーコースのインターンは実施予定です。デザイングループが運営しているFacebook(Cybozu UX Cafe)で告知しますので、興味がある方はぜひフォローをお願いします!
また、デザイングループの新卒採用サイトもありますので、ぜひチェックしてください。