BuriKaigi 2026 に登壇 & 協賛してきました!
1/9(金), 1/10 (土) に富山の富山国際会議場で開催された BuriKaigi 2026 にてサイボウズのメンバー計 5 名がセッションでの登壇しました。またサイボウズはガンドスポンサーとして BuriKaigi2026 に協賛しており、ブース出展+スポンサートークも行いました。
今回は参加メンバーにそれぞれ感想を寄せてもらいつつ、Sajiがその時の様子をお伝えしたいと思います。
BuriKaigi 2026 とは
BuriKaigi は毎年富山で開催されている分野を問わないソフトウェア開発・IT 技術に関するカンファレンスです。前身となるイベントを含めると今年で 11 回目の開催となり、今年は初めて 2 日間開催となりました。
登壇とスポンサートーク
今回サイボウズからはスポンサートークを含めて、sakito、nus3、おぐえもん、tekimen 、saku、Sajiの 6 名が登壇しました。
ここではそれぞれの登壇内容について、簡単に発表者が内容を紹介します。
sakito
タイトル:『2025 年の Web フロントエンドのふりかえりと 2026 年』(プロポーザル)
発表資料
2025 年にあったフロントエンドの状況をフロントエンドに詳しい人じゃなくても得られるようにまとめ、2026 年に起きそうな変化を紹介しました。
フロントエンドの変化を知り、技術選定やこれから学んでいくきっかけにしていただければと思います。
nus3
タイトル: 『WebDriver BiDi 2025 年のふりかえり』 (プロポーザル)
発表資料
仕様策定中の WebDriver BiDi の 2025 年の動向について、主に次のことを話しました
- WebDriver BiDi とは何なのか
- 追加、更新された仕様について
- 主要ブラウザの対応状況
この発表をする上で、特に WebDriver BiDi の主要ブラウザの対応状況として、Chromium には WebDriver BiDi と Chrome Devtools Protocol 間を変換する JavaScript レイヤーがあることや、WebKit では Linux 向けの WebKitGTK で Igalia の方が実装を進めていることが知れたことが印象に残ってます。
Safari でも WebDriver BiDi が試せるようになるのかどうかというのが、個人的な気になりポイントなので、引き続き見ていきたいなと思っています。
Saji
タイトル : 『ユーザーが作成したコードをブラウザ上で安全に実行できる Plugin システムへのアプローチ』(プロポーザル)
発表資料
業務で実際に検討・設計したブラウザ上で動くプラグインシステムについて、その難しさから現状取れる技術の選択肢、最終的に採用したアプローチでの注意点などを紹介しました。
特に toB の SaaS などではユーザーが作成したコードを安全に実行する仕組みを入れたくなることがあります。一方で実際に技術を選定しようとすると個々の事例はいくつか見つかるものの、複数の選択肢を俯瞰している記事や発表はあまり多くないように思えます。
今回の発表や資料を通じて、ブラウザ上での Plugin システムの設計に興味を持ってもらえたり、実際に検討する際の参考になれば嬉しいなと思います。
tekimen
タイトル : 『Unicode どうしてる? PHP から見た Unicode 対応と他言語での対応についてのお伺い』 (プロポーザル)
発表資料
Unicode の処理方法はプログラミング言語ごとにどうなっているのかを調べたトークになりました。
特に書記素クラスターと呼ばれる、「1 文字」に見えるけど中身は複数の Unicode コードポイントの場合の処理方法はどうなっているのかを調べて発表しました。結論から申し上げると、特に大きな違いはありませんでしたが、Swift だけはデフォルトで書記素クラスターでの処理となっていて、PHP のコミッターとして参考になります。
ZWJ(Zero Width Joiner)で無限にくっつけられる絵文字や、Zalgo text のように無限に結合文字をくっつける文字ができたりして、それが 1 書記素クラスターとして測られるために色々むずかしいなというトークをしました。
皆さんは Unicode をどうするべきだとおもいますか?
saku
タイトル : 『State of Web UI 2025』(プロポーザル
発表資料
2025 年の Web UI において「2026 年を語るのに外せない」個人的な「チェックポイント」を3つ取り上げて話しました。
「Customizable Select Element」「CSS Grid Lanes」CSS Route Matching などの「Platform SPA Helpers」における一連の動きをまとめています。
ユースケースの広がりを見越した見事な API 設計、 Web UI 自体の拡張に、学ぶものが多い一年だったように思います。
oguemon
タイトル : 『サイボウズには 100 名以上の社員が出演する"夏フェス"があるって本当?』(プロポーザル
発表資料
サイボウズでは、夏に多くの社員が集まり 100 以上のブログ記事を怒涛のように投稿する夏フェス「CYBOZU SUMMER BLOG FES」を 2024 年から毎年開催しています。
このイベントはアドベントカレンダーが抱える課題にアプローチする形で生み出されました。なので、「ルールを自分たちの都合で変えられる」「世間の記事発信の閑散期を狙える」「フェスなのでお祭り感や一体感がある」などのメリットがあります。
ここでは、サイボウズの発信文化を象徴するこの祭の概要と、その運営の裏側を簡単に紹介します。
あなたの会社でも 🔥 熱い夏フェス 🔥 をやりましょう 🏄🏄🏄
スポンサーブース
BuriKaigi2026 のスポンサーブースでは、次の 2 つのコーナーを設けました。
- サイボウズの技術組織をどこで知ったのかアンケートコーナー
- サイボウズ社員になんでも聞けるコーナー (通称 : 居酒屋サイボウズ)

アンケートコーナー
サイボウズではブログだけでなくポッドキャストや YouTube での配信など様々なメディアで技術情報を発信していますが、どこでサイボウズの技術組織・発信を知ったのかをアンケート形式で集計しました。

最終的にはその他が最も多く、ブログが次に多い結果となりました。人伝いで知っていた方や実際にサービスを使っている方なども多かったのはありがたかった一方で、ポッドキャストや YouTube などのブログ以外の媒体は認知度がまだまだ低いこともわかりました。今後の発信活動に活かしていきたいと思います。
居酒屋サイボウズ
ブース設置したボードに技術的な話題からキャリアの話、サイボウズの制度・文化の話など様々なメニュー(話題)を書き出し、来場者の方々に自由に質問してもらうコーナーを設けました。

特に質問いただいたトピックをいくつか紹介します。
サイボウズの採用いろいろ
BuriKaigi には採用業務に関わる方や学生エンジニアの方も多く参加されており、そう言った方からはサイボウズの採用に関する質問が多く寄せられました。
採用業務に関わる方とはお互いの採用における悩み事や工夫していることなどを共有することができました。個人的にはコーディング試験のメリット・デメリットの話などは特に興味深かったです。
また学生エンジニアの方からは、選考フローや面接でどこを見ているかなどといった質問を多くいただきました。こちらからお話しするのはもちろんですが、このような質問をきっかけとして学生たちがどうやって企業を選んでいるのかやどのような発信を見ているのかを伺い知れる良い機会にもなりました。
フロントエンド刷新の現状
サイボウズの主力製品である kintone では、現在フロントエンドの刷新を進めています。BuriKaigi でもフロントエンドに関わらず既存コードの刷新に関する質問が多く寄せられました。
実際に刷新を取り組んでいる方や検討を進めている方と、設計パターンによる刷新の進め方の違いといった設計面の話から、リリースの難しさなどの運用面の話まで、幅広く意見交換ができました。
デザインシステムの運用について
サイボウズの kintone ではフロントエンドの刷新に合わせてデザインシステムの構築・導入も進めています。BuriKaigi ではデザインシステムの運用に関する質問も多く寄せられ、デザインテクノロジストのメンバーを中心に盛り上がっていました。
各メンバーの感想
BuriKaigiを通じての各メンバーの感想ももらっているので紹介します。
- sakito
- Burikaigi はさまざまなエンジニアが数多く集まっているカンファレンスであり、各方面の知識を一気に得られるとても熱気と活力を感じるイベントです。運営の方々がコミュニティを作ってきたカンファレンスでもあるので、参加者からもコミュニティを作り上げて盛り上げていこうという気持ちを感じるので、登壇やスポンサーを通じてサイボウズとしてもこれから力になれたらいいなと思っています!
- nus3
- BuriKaigi にはここ数年、登壇させていただいてますが、年々パワーアップしていてすごいなと感じています!あと毎年感じることなのですが、運営の方々の安定感がすごい。今年もとても楽しかったです!
- またブースでも多くの方とお話しできてとても良かったです。ブースに立ち寄っていただき、ありがとうございました〜
- Saji
- 初めてのBuriKaigi参加だったのですが、普段参加しているフロントエンド系のカンファレンスとことなり、様々な分野のソフトウェアエンジニアが集まっているのが印象的でした。規模・盛り上がり・運営のスムーズさどれもが地方カンファレンスとは思えないほどで、とても楽しい時間をさせていただきました!(あと美味しい鰤!) 来年も参加できるように精進します。
- oguemon
- 富山は冬の北陸らしく厳しい寒さに包まれていましたが、BuriKaigi の会場は IT 技術者の活力と興奮が生んだ熱気が凄まじく、まるでブリの刺身にとってのしゃぶしゃぶ鍋、白エビにとっての天ぷら鍋のような場所でした。そんな BuriKaigi の熱さに押されて、前日まで吹雪だった富山市の空が会期中は青く広がっていたのも印象的でした。北陸における IT コミュニティーの活気を象徴する BuriKaigi でブース出展や登壇ができたこと、そのうえ北陸内外の皆さんと親密に交流できたことをいつまでも忘れません!
- tekimen
- 鰤美味しかったですね~今年は不漁とのことでしたが、食べられてよかったです!
- saku
- 去年も参加させていただきましたが、セッションの充実はもちろんのこと、スポンサーの充実、会場設計や高クオリティなフード・サブイベントなど、細部まで盛り上げの精神が行き届いたイベントで、「みんなに楽しんでほしい!」というスタッフの方の熱意が伝わってきました!今年も最高でした!
おわりに
今年は例年以上に開催規模が拡大した中で全員が登壇しつつ、ブースも出させていただくという大忙しな参加にはなりましたが、その分思い出に残る2日間になったかなと思います。ブースに来てくださった方、社員の登壇を聞いてくださった方、運営の皆様、本当にありがとうございました!
