QA勉強会支援チーム「ミネルヴァ」の紹介(2021年版)

こんにちは!開発本部kintoneチームのひとみです。食品開発者からQAエンジニアに転職して2年目です。

サイボウズは社内勉強会が盛んで、毎日何かしらの勉強会が開かれています。個人で開催しているものもありますが、勉強会開催を支援するチームもあります。今回は私も所属している、品質保証関係の勉強会開催を支援するチーム「ミネルヴァ」を紹介します。

立ち上げから今まで

2018年までの開発本部はロールごとに部が分かれており、QAエンジニアは品質保証部に所属していました。品質保証部内で勉強会開催を支援する目的で立ち上げられたチームが「ミネルヴァ」です。(詳しい経緯はこちら

2019年に開発本部から部がなくなり、開発本部の直下に各プロダクトの開発チームがフラットに並ぶ組織に変わりました。それぞれのチームにはプロダクトマネージャー、プログラマー、デザイナーなど開発に関わる全ロールのメンバーが所属します。QAエンジニアも各チームに配属されたので、品質保証部のようなQAエンジニアだけの組織はなくなりました。

品質保証部内で活動していたミネルヴァでしたが、組織改編後は、QAエンジニアに限らず品質保証に興味がある人へ学ぶ機会を提供する活動を続けています。

ミネルヴァは現在、開発本部・運用本部の各チームから集まった有志4名で活動しています。

活動内容

主な活動は以下の2点です。

1. QA入門講義の企画と運営

QAエンジニアとして入社された方に対しての講義です。本人や配属先のチームと相談しながら実施の有無・内容・スケジュールを決めて開催準備を行います。

担当製品に限らない知識を学ぶことができる上、所属チーム以外のメンバーと交流する機会にもなります。

2. 勉強会開催の支援

社内勉強会の開催支援活動です。 勉強会開催までのステップは以下の通りです。

  1. 話したい話題や聞きたい話題がある人が、kintoneのアプリに話題を登録する

  2. 開催希望者が日本・中国・ベトナムのいずれかで5名以上になった話題は、開催決定にする

  3. ミネルヴァが、社内メンバーへの講師依頼、開催日時の決定、Zoom含む会議室の確保、開催の告知を行う

  4. 講師が、資料の準備と当日の進行を行う

当日の勉強会の様子はこのような感じです。 勉強会の様子を写した写真

kintoneでテキストコミュニケーションをする場所(通称「実況スレ」)も用意します。勉強会中に参加者同士で意見交換をしたり、講師への質問を残したりする目的で使われています。 勉強会中に行われているテキストコミュニケーションの写真

昨年(2020年)は以下のような勉強会を開催しました。

ツールの紹介

  • Cucumber1とGauge2を触ってみた

社内の知見の共有

  • Claraチーム3で作ったKeepsの紹介

  • cybozu.comの構成4(QA入門講義として開催)

参加報告

  • JSTQB AL テストアナリスト合格体験記

  • SQiP研究会ってなあに?

  • WACATE2019冬 参加報告5

ワークショップ

  • Agile Testing Days 動画鑑賞会6

  • WACATE2019冬のステップアップワークをやってみる

参加者の声

過去の勉強会に参加したり、資料を参照したりしたメンバーからの声をご紹介します。

  • 品質保証部がなくなっても、QAエンジニアのつながりを感じられるのでありがたい

  • 新メンバー向けの研修内容を考えていたが、ミネルヴァの資料が充実しているので何も用意する必要がなかった

  • 開催告知などをお任せできるので、気軽な気持ちで勉強会を開催できる

さいごに

今回は品質保証関係の勉強会開催を支援するチーム「ミネルヴァ」を紹介しました。 引き続き、品質保証に関する知識や経験を気軽に共有できる環境を整えていきます!

サイボウズではQAエンジニアの新卒・キャリア採用を行っています。

あなたも一緒に、サイボウズでQAエンジニアとして働きませんか?


  1. https://cucumber.io/

  2. https://gauge.org/

  3. US版Kintoneの販売管理システム

  4. サイボウズ製品のインフラ基盤の構成

  5. この社内勉強会では社外からも参加者を募り、希望してくださった2名に参加していただきました。サイボウズの品質保証の知見をより広く共有するとともに、交流・認知強化、採用などにもつなげたい、という思いがありました。

  6. https://youtu.be/FIJQPHNS5Jc