AI ツール導入を担当している AI やっていきチームの @naotama です。今回は、サイボウズで利用できる AI コーディングツールをご紹介します。
はじめに
サイボウズでは、社員からの要望や AI やっていきチーム主導で、セキュリティポリシー・データ保持ポリシーを確認したうえで複数の AI コーディングツールを導入・運用しています。
利用可能なツール
GitHub Copilot Business
- 利用開始: 2023/05
- URL: GitHub Copilot Business
AI コーディングツールの先駆けとして導入されました。 kintone アプリを利用した申請フローでサクッと利用開始できます。現在は 300 アカウント以上利用中です。
Devin
- 利用開始: 2025/04
- URL: Devin
現在は限定的なチームでトライアル中ですが、要望があればどのチームでも利用可能です。
Cursor
- 利用開始: 2025/05
- URL: Cursor - The AI Code Editor
Team プランで運用しており、kintone アプリを利用した申請フローでサクッと利用開始できます。現在 150 アカウント以上利用中です。
Gemini in Android Studio
- 利用開始: 2025/06
- URL: Gemini in Android Studio for businesses - Android Developers
Android Studio for Business プランを契約し、Android 開発チームで活用しています。
Claude Code
- 利用開始: 2025/07
- URL: Claude Code
「エンジニアが Claude MAX プランでバリバリ活用できるようにしたい!」という方針のもと、Team/Enterprise プラン(定額ではない)の導入は見送り、利用者個人またはチーム/部署単位で利用しています。
関連ツールとして Claude Code Action の導入検討を、生産性向上チームが進めています。
導入準備中のツール
JetBrains AI
- 利用開始目標: 2025/07
- URL: JetBrains AI
AI Enterprise プランを導入予定で、JetBrains IDE 利用者はシームレスに AI 機能を利用できるようになります。 サイボウズのプロダクト開発で JetBrains IDE は多く利用されており、活用が期待されます。 ※ 現時点では JetBrains AI の利用は許可されています。
Gemini CLI
- 利用開始目標: 2025/07
- URL: Gemini CLI
Android 開発チームから利用開始する想定で準備を進めています。
セキュリティとデータ保護
AI コーディングツールを安心して業務利用するために、AI やっていきチームが窓口となってツールのセキュリティや利用規約・プライバシーポリシー・データ保持ポリシーを必ず確認しています。
リーガル面の確認は法務統制本部に協力してもらっています。日進月歩でどんどん新しいツールが出てくる状況ですが、いつも迅速な対応に感謝しています。
まとめ
今後も、エンジニアの生産性向上とビジネス職での活用拡大を目指して、複数の AI コーディングツールを、セキュリティの観点を重視しながら積極的に導入・運用していきます。
今回はシンプルに「利用可能なツールの紹介」でした。各ツールを導入するうえでの工夫や、導入時に起きたトラブルなど、詳細な情報はまたの機会に!または、弊社にジョインいただき内部事情を覗きに来てください!
この記事は 2025 年 7 月時点の情報をもとに作成されています。各ツールの機能や利用条件は予告なく変更される可能性があります。