サイボウズで利用可能な AI コーディングツールの紹介

AI ツール導入を担当している AI やっていきチームの @naotama です。今回は、サイボウズで利用できる AI コーディングツールをご紹介します。

はじめに

サイボウズでは、社員からの要望や AI やっていきチーム主導で、セキュリティポリシー・データ保持ポリシーを確認したうえで複数の AI コーディングツールを導入・運用しています。

利用可能なツール

GitHub Copilot Business

AI コーディングツールの先駆けとして導入されました。 kintone アプリを利用した申請フローでサクッと利用開始できます。現在は 300 アカウント以上利用中です。

Devin

  • 利用開始: 2025/04
  • URL: Devin

現在は限定的なチームでトライアル中ですが、要望があればどのチームでも利用可能です。

Cursor

Team プランで運用しており、kintone アプリを利用した申請フローでサクッと利用開始できます。現在 150 アカウント以上利用中です。

Gemini in Android Studio

Android Studio for Business プランを契約し、Android 開発チームで活用しています。

Claude Code

「エンジニアが Claude MAX プランでバリバリ活用できるようにしたい!」という方針のもと、Team/Enterprise プラン(定額ではない)の導入は見送り、利用者個人またはチーム/部署単位で利用しています。

関連ツールとして Claude Code Action の導入検討を、生産性向上チームが進めています。

導入準備中のツール

JetBrains AI

AI Enterprise プランを導入予定で、JetBrains IDE 利用者はシームレスに AI 機能を利用できるようになります。 サイボウズのプロダクト開発で JetBrains IDE は多く利用されており、活用が期待されます。 ※ 現時点では JetBrains AI の利用は許可されています。

Gemini CLI

Android 開発チームから利用開始する想定で準備を進めています。

セキュリティとデータ保護

AI コーディングツールを安心して業務利用するために、AI やっていきチームが窓口となってツールのセキュリティや利用規約・プライバシーポリシー・データ保持ポリシーを必ず確認しています。

リーガル面の確認は法務統制本部に協力してもらっています。日進月歩でどんどん新しいツールが出てくる状況ですが、いつも迅速な対応に感謝しています。

まとめ

今後も、エンジニアの生産性向上とビジネス職での活用拡大を目指して、複数の AI コーディングツールを、セキュリティの観点を重視しながら積極的に導入・運用していきます。

今回はシンプルに「利用可能なツールの紹介」でした。各ツールを導入するうえでの工夫や、導入時に起きたトラブルなど、詳細な情報はまたの機会に!または、弊社にジョインいただき内部事情を覗きに来てください!


この記事は 2025 年 7 月時点の情報をもとに作成されています。各ツールの機能や利用条件は予告なく変更される可能性があります。