こんにちは!クラウド基盤本部、PDX(Platform Developer eXperience)所属の@BkNkbotです。
昨日から、CYBOZU SUMMER BLOG FES '24でクラウド基盤本部の所属メンバーが記事を執筆する「クラウド基盤本部Stage」が始まっています!
というわけで、最初の3日間は私から「インタビュー記事」をお届けします(今日はその2日目です)。協力していただいたメンバー・その方のチーム紹介を兼ねているので、この記事を皮切りに今のクラウド基盤本部の情報を知り、今後公開される記事を少しでも楽しく読んでもらうことを目指しています。
昨日投稿したインタビュー記事もありますので、あわせてお楽しみください!
※ この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '24(クラウド基盤本部Stage) DAY2の記事です。
聞いてみたこと
- 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください
- どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください
- 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください
私が気になった以下の3つを設問としてアンケートを取りました。
それでは、回答内容を紹介します!
👤 Cloud Platform - 新井さん
Q. 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください!
2022年に新卒で入社して、今年で3年目です。Cloud Platform部に所属していて、kintoneなどの製品をcybozu.comの新基盤であるNecoに移行するためのソフトウェアを開発・運用しています。
また、それと並行して現行基盤であるForestの運用もしています。
Q. どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください!
大学生くらいの頃から本格的にプログラミングを始めて、AWS で動作する Web サービスを開発したりしていました。そして、AWS を触っているうちに、大規模なサービスを動作させられるクラウドがどうやって作られているのか知りたい、クラウドを使うよりも作る仕事がしたいと思うようになったので、サイボウズに入社しクラウド基盤本部への配属を希望しました。
今のチームを選んだ理由は、色々できて面白そうだったから、ですね。サイボウズの新人研修では、興味のあるチームの業務を配属前に2週間ほど体験できる制度があるのですが、その時に今所属しているチームと、Neco(新基盤Necoの開発・運用を行うチーム)、CSA(Neco上のストレージの開発・運用を行うチーム)の業務を体験しました。
どのチームの体験もとっても面白かったのですが、製品の Neco 移行に関わることで、枯れた技術と最新の技術の両方を習得でき、さらに製品にも近い立場で仕事ができるという点が魅力に感じました。
Q. 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください!
製品の Neco 移行も Forest の運用も両方面白いです。今はロードバランサの安定稼働に向けて Go のサーバを高速化していますが、負荷試験を行なってボトルネックを分析し、それを解消するためにコードを修正する、というサイクルが回せていて、うまくいっている実感が持てています。
Forest の運用に関しては、徐々にわかることが増えてきていて、以前と比べて冷静に対応できるようになってきていると感じています。また、大規模なサービスを支えるクラウド基盤がどのように作られているのかも少しずつわかってきました。
一方、製品の Neco 移行は多くの関係者と合意を取りながら進めていく必要があるので、私たちのチームだけでは決められないことをどう決めていくかが難しいです。
また、Forest を構成するレガシーな技術と、Kubernetes とそのエコシステムのような日進月歩の技術を両方勉強していかなくてはならないのも、楽しいですが大変です。
新井さんは8/17(土)にクラウド基盤本部stageで記事を執筆されますので、こちらもお楽しみに!
👤 Neco / PDX - 池添さん
Q. 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください!
2016年にサイボウズの開発本部に中途入社しました。2018年からNecoプロジェクトの立ち上げに関わり、Kubernetesをベースとした新しいプラットフォームの開発に携わってきました。現在はNecoチームのリーダーとして、Kubernetes基盤の開発・運用をやってます。
また、今年からPDXという新しいチームを立ち上げ、Neco基盤の利用者を支援する業務もやっています。
Q. どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください!
サイボウズには開発本部所属として入社したのですが、開発本部・運用本部横断で基盤を刷新するプロジェクトが始まるということで、面白そうだなと思って参加させてもらいました。
チームメンバーみんなで一からKubernetesを勉強して基盤を作り上げていくことは非常に良い経験になりました。
Q. 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください!
既存のOSSや自作のソフトウェアを組み合わせることで、これまで手作業でおこなっていたことを自動化できるのが非常に面白いですね。また、便利な機能を提供して基盤の利用者に喜んでもらえるとやりがいを感じます。
池添さんは8/10(土)にクラウド基盤本部stageで記事を執筆されますので、こちらもお楽しみに!
👤 Datastore - 伴野さん
Q. 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください!
Datastore の CSA (Cloud Storage Agency) というチームに所属しています。Neco で扱うストレージ全般や、そのストレージを使う一部アプリケーションの Neco 移行などを主に担当するチームです。
具体的に取り扱っているソフトウェア名を挙げると、分散ストレージを構築するための Rook や Ceph、また自社で開発・運用している TopoLVM, pvc-autoresizer, pie などのソフトウェアを管理しています。
最近は、Rook, Ceph で構築しているストレージをバックアップするための新しいソフトウェアの開発なども行っています。
Q. どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください!
自分は 2023 年の新卒として 4 月に入社して、新人研修などを経て、最初の配属先として CSA に入りました。もともと 2018 年にセキュリティキャンプに参加したり、2019 年に未踏をやったりした経験から、情報技術の中でもいわゆる低レイヤーと呼ばれるようなもの(カーネルなどのシステムに近い技術)に興味がありました。
2021 年にサイボウズのインターンに参加して CSA で 2 週間ほど業務を体験したのですが、そこでの経験が面白く、そのまま入社・配属を希望するようになりました。
Q. 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください!
サイボウズが扱っているデータはかなり大規模ですし、日々増えています。CSA ではこの規模のデータが扱えるストレージを単に提供するというだけでなく、良いパフォーマンスで提供しなければなりません。何より、データの消失が絶対に起こらないように何重もの安全策を講じる必要があります。
そのためには何が必要で、何をやらなければいけないのかということを CSA では日々考えています。これは大変ではありますが、他ではあまり経験できない面白い業務かなと思っています。
👤 Datastore - 深谷さん
Q. 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください!
Datastoreチームの部長をやっています。またCSA(Neco で扱うストレージ全般や、そのストレージを使う一部アプリケーションの Neco 移行などを主に担当するチーム)のメンバーとして働いています。
トータルで見るとマネジメントの比率は少ないですがちょこちょこ会議があって手を動かしにくいので、この頃はがっつり開発よりはサブの調査とかレビューとかが多めです。
Q. どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください!
2012年にサイボウズに入社してその時にはクラウド基盤本部はありませんでした。開発本部のHazamaというインフラ開発の部署があり、アプリ開発よりもバックエンド開発みたいなものに興味があったので、部署紹介を聞いて面白そうだと思って入りたいと言っていたら配属されました。
そこから途中Yakumo(グローバル向けAWS版kintoneを支える基盤)の手伝いとかもしましたが、インフラ開発をずっとやってクラウド基盤にいる感じです。
DatastoreとかCSAとかは、ストレージ系の仕事をやっていくうちにチームが分かれたり・部署ができたりという風に出来ていきました。
Q. 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください!
複雑なストレージミドルウェアを顧客に提供できるレベルまでもっていくことは面白いですね。逆にトラブルとかが起きると大変ですが。
あとはマネジメント的な視点でいうとチームを持続可能にしていく必要がありますが、割とニッチなので応募者とかは少なめなのが悩ましいです。
深谷さんは8/18(日)にクラウド基盤本部stageで記事を執筆されますので、こちらもお楽しみに!
……というわけで、Day1に引き続き4名の方のインタビューを紹介しました!
アンケートに協力してくださったみなさん、お忙しいところありがとうございました。
明日でこのインタビューは最終回となります。
また別の方の回答が記事として公開される予定なので、こちらもお楽しみに!
以上、PDXよりびきニキがお届けしました!