【Day3】あなたは何故クラウド基盤本部に?気になったので聞いてみた!

こんにちは!クラウド基盤本部、PDX(Platform Developer eXperience)所属の@BkNkbot です。
先日から、サイボウズのクラウド基盤本部の所属メンバーが記事を執筆する「クラウド基盤本部Stage」が始まっています!

というわけで、最初の3日間は私から「インタビュー記事」をお届けします(今日は最終回です)。
協力していただいたメンバー・その方のチーム紹介を兼ねているので、この記事を皮切りに今のクラウド基盤本部の情報を知り、今後公開される記事を少しでも楽しく読んでもらえると嬉しいです!

これまでに投稿した記事もありますので、こちらにあわせてお楽しみください!

blog.cybozu.io

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※ この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '24(クラウド基盤本部Stage) DAY3の記事です。

聞いてみたこと

  • 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください
  • どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください
  • 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください

私が気になった以下の3つを設問としてアンケートを取りました。
それでは、回答内容を紹介します!

👤 Platform QA - 山田さん

Q. 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください!

Platform QA 部の PDX 所属です。PDX は 今年 2Q くらいに新設されたチームで、「Neco環境に関わるチームの生産性向上と、プラットフォーム運用の安定化・効率化に貢献する」をミッションとして活動しています。

Neco 移行がどんどん進む中で、Neco そのものを開発・運用する Neco チームのサポートと、Neco を利用する製品チームや Cloud Platform などのテナントチームの両方を支援することを目的としています。

Q. どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください!

2019年に中途入社し、現 PQM の前身である SRE-QA (SRE に対応してインフラの QA を担当するチーム)に配属されました。学生時代は認知・教育心理学をやって、修士まで進みました。就職を考えた時に、自分の活動で広く社会に良い影響を与える手段として IT が効率良いと考え、IT 系を志望しました。

新卒(前職)では ERP を開発・販売する会社のグループウェア部門に配属され、カスタマーサクセス職をやっていました。製品を導入してくれたお客様とメール・電話・対面で製品活用や問題解決について議論・サポートしたり、障害調査をしたり、お客様先でオンプレ製品をバージョンアップしたりその検証したり、などです。

開発がやりたいとずっと考えていたのですが、前職では異動が難しかったこともあり、応募当時にあった U30 採用 (ポテンシャル採用)でサイボウズに開発志望で応募しました。

 面接中、当時の SRE-QA リーダーに「SRE-QA やってみないか」と言われたので、そのまま SRE-QA に志望転換をして面接を進め、無事合格して入社しました。その後は2021年くらいにリーダーを引き継ぎ、SRE-QA -> SET とリーダを務めていました。

Q. 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください!

まず、これだけの規模のサービスを自社基盤で運用していることは大きな魅力だと思います。パブリッククラウドを利用していると抽象化されて見えにくい部分、こうした大規模なクラウドを運用するためのアーキテクチャ・工夫など、裏側に直接関わることができます。

逆に、それらを自分たちでなんとか解決しなければならないのは大変なポイントではあります。なお、私は中途組ですが、サイボウズに入って SRE の動きを見て、「こんなにしっかりと運用体制が組まれていて、かつその運用ルールも整えられているのか」と感動した覚えがあります。

2オペの徹底・ログを残す・postmortem・やらない勇気などは、今でこそ当たり前のことが多いのかもしれませんが、当時の私は感動したし、今でも誇れる水準だと思っています 。

Neco についてはまだまだ枯れてはいないので、これからやれることもあるのかなと思います。PDX が役に立てると良いなと思っています。

PDX に絞って言うと、生産性向上はうまくやれば自チーム以外のチーム多数に良い効果をもたらし、10の働きで 100、1000の効果を出せるようなものと考えています。サイボウズには非常に優秀なメンバーが多くいますが、そのポテンシャルを邪魔する toil がまだまだ多くあります。

それらを取り除いて、優秀なメンバーが快くパフォーマンスを発揮できる場を作りたいです。この時、我々の自己満足な「カイゼン」にならないよう注意して取り組んでいきます。

知見・経験のあるメンバーにいち早くなるべくキャッチアップを我々が頑張ること、そうしたメンバーを社内外から勧誘してジョインしてもらうことは急務と思います。また、それだけでなく、我々のこれまでの「QA という経験」があるからこそ持てる観点、できる改善なども意識して取り組みたいと思います。


👤 Platform QA - 古城さん

Q. 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください!

Platform QAのPQM(Platform Quality Management)に所属しています。
cybozu.comのインフラ周りに関するQAや開発環境の管理などをしています。

2024年下期からのPQMはForestからNecoに基盤移行する中で、テストの在り方やより品質を担保するためには何をする必要があるのか?といったことを考え、実施するチームです。品質を維持向上するという目的の元、シフトレフトシフトライトに取り組み、品質全体に対して貢献するという目的のもとに頑張っています。

Q. どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください!

学生時代はネットワーク学科というよく分からん学科で画像認識の研究をしていました。その傍らで、ゼミ室の鍵の開閉を学生証or個人のスマホで開閉出来、かつ誰がいつ開閉したのかという記録も取るシステムを作って運用していました。
もともとは開閉するだけのシステムだったのですが、警備主任から怒られが発生したのでログを取ることで回避しました。

上述のシステムを作成する中でサーバー周りの興味が湧いたこと、またサイボウズのインターンのメンターがPQMに2人所属されていたこと、これら2点が影響してPQMへの配属を希望しました。

Q. 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください!

サイボウズのクラウド基盤本部しか経験していないので難しいですが、やはり自社基盤を持っていることではないでしょうか。物理サーバに直接手を加えたり運用保守する経験というのはなかなか得られない経験だなと思っています。
またPQMのいい点としては基盤本部のコンポーネントに対する全般的な理解を得られること、一方大変なのは各コンポーネントが非常に難しいので理解することが大変だということですね...。


👤 Platform QA - びきニキ

Q. 所属チームや普段やっている仕事について、(自己紹介を踏まえて)ざっくり教えてください!

24卒新卒のびきニキです。PQAというクラウド基盤の品質保証を担当する部署内で、7月からPDX(Platform Developer eXperience)というチームに配属されています。

…….と言っても、PDX自体は私と同じく7月から作られたチームとなっており、今は全体像をやんわり掴んでいる段階です。

チームでは、Necoというcybozu.comの新基盤関連の生産性向上を目指しています。

Q. どういった経緯で今クラウド基盤本部にいるのか教えてください!

名前カッコいい!というのが8割くらいを占めていて、残りの2割は勘違いがきっかけです。

私はもともと学生時代に約2年間QAのインターンをしており、SET(Software Engineer in Test)という職業に憧れがありました。私が就活をしていた当時はサイボウズでも新卒のSET職を募集していたんですが、サイボウズと一般的なSETの定義には若干違いがあったんです。

  • 一般的なSET:テスト自動化の戦略策定・実施などを中心に行う。「テストの自動化」や「CI/CDパイプラインの構築」などがキーワード。

  • サイボウズのSET:インフラチームに所属するため、インフラのテスト設計・手動試験・テスト自動化を行う。テスト自動化やCI/CD整備、単体テストの改善を中心とするスタイルにシフトしたかったためSETに改名した背景がある。

就活時にその違いに気づかないまま面接を受けてしまったんですが、選考を経て、最終的には自分の知らないことだらけで面白そうだと思ったのでそのまま入社しました。もちろん、かなり早い段階で勘違いにも気付いています!自分でしっかりと選択したので、不幸なマッチングは起きていません。

その後「サイボウズと一般的なSETの定義には若干の違いがあり、誤解を招く可能性がある」ということでSETは部署の名称がPQAと変更され、PQM(インフラの品質を考えるQAチーム)とPDXの2つのサブチームに分かれました。

その中でもQAっぽいことを行わないPDXに所属している理由は、本配属されるタイミングでサブチーム体制が新しく始まると話を聞いて「せっかくならこれまで全くやってこなかった分野に挑戦してみたい」と思い、PDX配属を希望したからです。

Q. 面白いと思っている業務、逆に大変な業務などあれば教えてください!

基盤を自社運用しているからこその苦悩がいろいろ見えて面白いです。完全に知識ゼロで入社しているので「一般知識」と「社内知識」の区別がまだうまくつかないですが、知らないことも楽しく学習しながら仕事をしています。

また、クラウド基盤本部は比較的大人しい人が多く、これまで積極的にイベントを開催したり外部向けの発信をするような本部ではありませんでした。逆に私はそういったことが得意なタイプなので、少しずつポジティブな方面へ基盤本部の文化を変えるのはとても楽しいです!


…….というわけで、Day1 , Day2に引き続き3名のインタビューをお届けしました。
アンケートに協力してくださったみなさん、お忙しいところありがとうございました。

明日はCloud Platform部よりpddgさんの記事が公開されます。ぜひこちらもお楽しみに!
以上、初日からの3日間はPDXのびきニキがお届けしました!