たのしい社内ハッカソン

f:id:cybozuinsideout:20151209153946p:plain こんにちは。開発部の刈川です。12月に入ってからどんどん寒くなってきましたね。こんな寒い日は一日中ハッカソンしていたいものです(?)。 というわけで今回は先日サイボウズ内で3日間にわたって開催された社内ハッカソンについてご紹介したいと思います。 ハッカソンの定義についてはこちら

どんな感じでやったの?

以下の様な概要で開催しました。

  • 開催期間は3日間
  • 期間中はハッカソンに集中(緊急の業務があればそちらを優先)
  • 個人もしくは3人チームを組んで参加
  • 東京、大阪、松山の各拠点で開催
  • 大賞には最大50万円分の自己投資の権利※を贈呈

※海外カンファレンスへの参加費など個人の成長に繋がるもの

準備

  1. アイデア箱にやりたい/やってほしいネタを投稿する。
  2. アイデア箱に登録されたネタをみんなで眺める。
  3. やりたいネタがあったら申告。なるべく他の参加者と被らないようにする。

アイデア箱に登録するフェーズは「アイデアソン」とも呼ばれています。 非参加者でもネタの投稿が可能なので、ビジネスサイドからの要望など開発サイドにはない視点で新しいアイデアが生まれやすいのが特徴です。 f:id:cybozuinsideout:20151209161647p:plain アイデア箱の様子。

チーム編成

チームのメンバーは完全にランダムで決まります。ほとんど業務上で関わりが無いようなメンバー同士が繋がったり、得意な分野が違うメンバー同士が繋がったりするので何が生まれるのか分からないワクワク感が生まれます。

開催当日

  1. おやつを用意する。
  2. ひたすら実装
  3. 2日目に中間発表を設ける
  4. 3日目に5分/チームの成果発表

各自の作業場所はラウンジ、自席など様々でした。

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どんなのを作ったの?

社内で開かれるハッカソンということもあり、ネタは自社製品のカスタマイズや社内で起きている不便なことを解決するためのサービスなどが多めでした。 一部をご紹介します。

社内ATNDサービス

f:id:cybozuinsideout:20151211113248p:plain 社内イベント開催支援ツール。おおよそはATNDconnpass等のサービスと同じですが、それをさらに社内用に特化したサービス。 サイボウズではよく社内勉強会が開かれるのですが、いつどこで開催されているのか分からない、気づけないと言った問題があったため、自社グループウェアと連携して社内で開かれている勉強会情報をまとめて一覧できるように。

発表中のコメントをニコニコ動画風に表示するツール

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プレゼン中に聴衆がスクリーン上にコメントを流せるようにするデスクトップアプリ。コメントはkintone上に作られた実況スレッドの書き込みを拾って表示しています。Windows版、そしてElectron版も用意するというハイブリッドっぷりです。

Pepper君にいろいろ喋らせるやつ(その他IoT)

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スレッドに書き込まれた内容をPepper君が喋ってくれます。これとは別の参加者はウォーターサーバの使用状況をセンサーで検知して喋らせる「しゃべるウォーターサーバ」などを作っていました。

社内Wiki + 編集ツールの開発

f:id:cybozuinsideout:20151211141419p:plain kintoneをバックエンドにwikiのシステムを構築し、WYSIWYGな編集アプリをセットで開発。Markdownも使えて嬉しい。

通知撃破型シューティングゲーム

f:id:cybozuinsideout:20151211140854p:plain グループウェア上の通知を敵と見なし、シューティングゲームで撃破することで既読にしてしまおうという無慈悲なゲーム。ちなみに被弾すると未読に戻ります。

発表の様子

発表は東京、松山、大阪の同時開催。

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各拠点はテレビ電話会議システムで常時接続しています。 f:id:cybozuinsideout:20151211142347j:plain

その他、細かい運営の話とか

今回からハッカソン運営委員を設けて準備を進めました。運営委員は各拠点から1名、委員長で1名の計4名です。やったことは以下です。

  • 予算の確保
  • 参加エントリーフォームの作成
  • アイデア箱の作成
  • チーム編成(ランダム)
  • 審査委員の選定
  • おやつの準備
  • 各種告知
  • 発表会準備
  • 写真撮影
  • ふりかえりの実施
  • 開催報告(このブログです)

来年も開催できるように参加者からのフィードバックを集め、ふりかえりを行うことが重要です。

まとめ

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毎年の恒例行事になりつつある社内ハッカソンですが、出てくるネタも年を追うごとにバラエティに富んだ個性的なものになっています。 初回は十数名しか参加がなかったのですが、今年は35人を超える方に参加してもらいました。 普段の業務からいったん離れて自分の作りたいもの、やりたいことに取り組めるのでリフレッシュにもなります。 そして、ハッカソンで産まれたものがそのまま業務で役立つようになるというケースも増えてきており、開発方面以外にもバリューを届けられるようになってきました。 ゆくゆくは社内外を巻き込んで楽しくHackできるようなイベントに成長していけたら良いなと思っています。

初めは小規模でも良いので皆さんも社内ハッカソン、やってみてはどうでしょうか。楽しいですよ!