こんにちは!開発部の刈川です。 サイボウズでは毎年社内でハッカソンを開催しているのですが、先日開催したので簡単に内容をご紹介したいと思います!
概要
今年は東京、松山、大阪、ベトナムの4拠点と各々の自宅(在宅勤務)を含めた55名の方に参加してもらいました。 期間は3日間でテーマは自由となっています。3日目に最終発表会を行い、その中から投票で4つの賞を決めました。 賞は以下のとおりです。
- 大賞
- 技術(チャレンジ)賞
- アイデア賞
- デザイン賞
成果物をいくつかご紹介します。
Terraform-provider-kintone(大賞)
大賞はTerraform-provider-kintoneでした。これはTerraformというインフラ構成管理ツールのkintone用のプラグインです。 嬉しいポイントをざっくりいうと『いままで画面をポチポチやって作るしかなかったkintoneのアプリケーションをコードベースで管理/デプロイすることができる』ということです。kintoneもterraformも知らない方には「?」という感じですが、これができるようになると様々なことが自動化できて、kintoneが更に便利になるのです。 www.terraform.io
ぷよぷよのプレイ動画を解析して棋譜を生成(技術賞)
その名の通り、ぷよぷよのプレイ動画から棋譜を生成して分析するためのツールです。 予め用意したパターン画像からぷよの画像の差分をとって色を判定したり、ツモった時や連鎖が発生したタイミングをグラフで分析したりと技術の無駄遣い感がものすごいのですが、いかにもハッカソンらしいチャレンジが評価されました。
kintone-VR
kintone-VRは、Oculus Goとkintoneを連携してVR空間にkintone上のコメントを描画するシステムです。 ハッカソンの成果発表では実況スレッドを利用しており、デモでは実際にこのシステムを見た反響のコメントがVR空間に描画されていました。
開催にあたって
社内ハッカソンは毎年開催しているのですが、年ごとにテーマを設けています。 たとえば「コネクト」がテーマの回では、普段の業務では関わりのない人同士を運営側でランダムにチーム分けしてハッカソンに臨んでもらいました。こうすることで今まで知らなかったノウハウの共有や、その人がどういう技術が得意だということが分かったりと、ハッカソンの成果物以外の副産物としてのメリットも生まれます。
おわりに
最近サイボウズではモブプログラミングが流行しているので、今度は合宿形式×モブプログラミングで企画をする予定です。 開催したらこちらでご紹介したいと思います。それではまた!