kintoneの開発エコシステムを支援する拡張基盤チームとDXデザインチームの活動を紹介します

この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。

こんにちは! kintone開発組織でエンジニアリングマネージャーをしている tasshi です。

今回はkintoneのエコシステムの開発者を支援する、私たちの活動について紹介します。


目次


kintoneのエコシステムについて

kintoneは現場主体の業務改善を支えるB2B向けのクラウドサービスです。

サイボウズはkintoneそのものを販売するだけでなく、業務改善を支援する「kintoneエコシステム」の拡大にも同時に力を入れています。 kintoneエコシステムでは多くのパートナーや開発者が、プラグイン・連携サービス・構築支援・人材育成などのサービスを展開しています。

kintoneは拡張機能・連携サービスを利用することで、対応できる業務範囲を拡大することができます。
現在、kintoneには200種類以上の拡張機能・連携サービスが存在します。

私の所属する拡張基盤チームとDXデザインチームは、このようなエコシステムで活躍する開発者の支援となる活動を行っています。

拡張基盤🧩チーム

拡張基盤チームは、プラグイン・連携サービスを実現するための手段の実装・成果物にオーナーシップを持つチームです。

具体的には以下のような活動を行っています。

  • プラグイン開発ツール(OSS)の開発
  • API/プラグイン機構の内部基盤の開発・保守

プラグイン開発ツール(OSS)

サイボウズはプラグイン・連携サービス開発で利用するライブラリやCLIツールをOSSとして公開しています。 拡張基盤チームはこれらのOSSの開発・保守を行っています。

代表的なOSSとして次のものがあります。

  • kintone/js-sdk
  • cli-kintone (v1)

kintone/js-sdk

kintoneのプラグイン/カスタマイズ/連携サービスなどの開発を支援するライブラリ・ツール群です。 GitHub上ではkintone/js-sdkのMonorepoで開発しています。

js-sdkの開発については以下のブログも合わせてお読みいただければと思います。

cli-kintone (v1)

kintoneからレコードをエクスポート/インポートするためのコマンドラインツールです。
レコードのバックアップや他サービスとの連携などに利用できます。

./cli-kintone record import --base-url https://sample.cybozu.com --app 123 \
  --api-token $API_TOKEN \
  --file-path ./records.csv

[2023-02-01T06:12:06.505Z] INFO: Starting to import records...
[2023-02-01T06:12:07.751Z] INFO: Imported 2 records successfully

API/プラグイン機構の内部基盤の開発・保守

拡張基盤チームではkintoneのAPIやプラグイン機構を構成する内部の基盤実装についてもオーナーシップを持っています。

具体的には以下のような実装に責任を持ちます。

  • 公開APIの共通実装や品質管理
  • プラグイン機構のうち、設定などのWeb UIに依存しない仕組みの基盤

メンバー

拡張基盤チームは現在5名で活動しています。

  • EM: 1名
  • SWE: 3名
  • QA: 1名

kintone DXチームではスクラム開発を採用しており、1週間スプリントで活動しています。
スプリント期間内はバックログアイテムのリファインメントや実装を行い、スプリント最終日にはリリースを行います。

また、開発以外にもGitHub Issuesやサポート窓口から報告された不具合や機能提案などにも対応します。
これらの情報はリファインメントや新規機能の検討の参考にしています。

kintoneの開発組織は、チーム戦略としてクロスファンクショナルなチームを形成するというチーム戦略を採用しています。 そのため、拡張基盤チームにおいてもメンバーそれぞれが職能横断的に開発に取り組んでいます。

DXデザイン🪚チーム

DXデザインチームは、プラグイン・連携サービス開発の開発者体験にオーナーシップを持つチームです。

API/プラグイン機構と周辺ツール群の利用体験を統合的に考えて設計する役割を担っています。 具体的な業務は以下のとおりです。

  • 公開APIの検討や、仕様設計
  • 周辺ツールの仕様
  • API開発の内部的な問題の改善

拡張基盤チームが主に実装や実現手段に責任を持つのに対して、DXデザインチームは主に仕様や全体的な方針に責任を持ちます。

DXデザインチームは現在2名で活動しています。

まとめ

拡張基盤チームとDXデザインチームでは、kintoneのエコシステムの開発者の皆さんがより気持ちよく、より安心して開発できるような取り組みを進めていきます。

皆さんのご意見・ご要望からAPIや周辺ツールの改善に繋がることも多いので、ぜひフィードバックしていただけると幸いです。

また、私たちは一緒にkintoneを改善してくれる仲間を探しています。
興味のある方はぜひ採用情報をご確認ください!

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