開発・運用本部向け新人研修2018の講義資料を公開しました

こんにちは。そろそろプロ野球シーズンの開幕が待ちきれなくなってきたコネクト支援チーム*1の酒井(@sakay_y)です。

サイボウズでは、新入社員全体研修の後に、開発系の新入社員に対して1ヶ月程度の開発研修をおこなっています*2。内容は、毎年改善を重ねていますが、基本的には講義+実習です。本記事では、先日公開した2018年の研修の講義資料を、全体の流れに沿って紹介したいと思います。

開発・運用研修について

本研修は「開発本部・運用本部に配属される新入社員が、部署配属後に必要となる基礎的な知識/技術/ツールを学び、体験できる。」ことを目的にしています。
新入社員3〜4名を1チームとして、そこに担当のメンターが1名付いて研修を進めていきました。講義では先輩社員に講師をお願いし、開発演習では各チームにメンターとは別の先輩社員が担当スクラムマスター(!)として付きました。

スケジュール

  • 7/2 〜 7/18
    • 環境構築
    • 各種講義、演習
    • HTTPサーバー開発
  • 7/19 〜 7/30
    • Webアプリケーション開発
  • 7/31
    • 成果発表会
    • 配属発表

講義について

開催された講義を時間割順に並べます。
公開するにあたって資料を編集したもの、公開できなかったものもあります。

1.開発運用研修について @okady

2.ソフトウェアエンジニアの育ち方 @ymmt

3.仮想マシンと開発環境構築

4.Ubuntu Linux基礎 @uchan_nos

5.Git/GitHub講義 + 演習

6.Webアプリケーション基礎

7.ソフトウェアライセンス

8.品質保証活動に関するテスト全般からテスト自動化まで

資料非公開

9.ネットワーク

資料非公開

10.HTTP/DNS @tignyax

11.正規表現

12.スクラムトレーニング

資料非公開

13.HTTPサーバー開発課題について @okady

14.データベース @mitomasan

15.セキュリティ

16.Webアクセシビリティ @sukoyakarizumu

17.誤解されにくい日本語の書き方

資料非公開

18.DevOps @miyajan

19.Webアプリケーション開発課題について @okady

開発・運用研修を終えて

以上が、今回開催された講義資料です。
講義の他に、HTTPのRFC(72307231)を読み込んだり、リーダブルコードを読んだり、体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方(通称:徳丸本)を読む時間も設けられました。
開発演習は、スクラム形式+モブプログラミングで進めました。講義の知識を活かしつつ、チームで開発することを体験して、新入社員の皆さんはチームに配属されるための土台ができたのではないでしょうか。研修の最終発表でも、チーム開発の難しさや得られた知見について、新入社員それぞれが語っていました。

ちなみに、新入社員からもフィードバックを受け付けていて、来年の研修の改善に活かされます。

kintone上での新入社員からのフィードバック一覧
新入社員から講義や演習のフィードバックをもらいます
このように、研修にはkintoneが使われており、講義資料と講義スケジュールをまとめたものや、日々のふりかえりの登録、連絡スペースなど、用途は様々です。

最後に

今回、このように昨年の研修資料を公開しましたので、各社のエンジニア研修や駆け出しエンジニアの皆様のお役に立てれば幸いです。
また、学生の皆さんには「弊社の研修はこんな感じですよ」というのが伝わって興味を持ってくれたら嬉しいです。2020年新卒採用およびキャリア採用やっています!

サイボウズ | 採用情報(新卒・キャリア)

*1:サイボウズを好きになってもらうため、社内と社外のエンジニアをつなげる仕事をしてます!

*2:中途入社の方は、最初からチーム に配属されての研修になります