QA Gathering Day 2023 の開催レポート 〜社内のQAエンジニアの横のつながりを強化するために〜

こんにちは!QAエンジニアの矢引です。先日サイボウズ東京オフィスで開催された「QA Gathering Day 2023」の開催レポートを公開します。「QA Gathering Day」は、サイボウズのQAエンジニア系の職能のメンバーが集まる社内イベントです。

イベント概要

  • 開催日:2023年7月26日(水) 、27日(木)
  • 場所 :サイボウズ東京オフィス
  • 参加者:総参加者数 約50名(QAエンジニア、プロダクトセキュリティエンジニア、クラウド基盤エンジニア(SET))

背景

サイボウズ開発本部では2019年に組織変更を行い、チーム主体の組織構成となりました。ここで言うチームとは、製品開発をミッションに持つkintoneやGaroonの他、他のチームを支援するAgile Coachや生産性向上といったチームです。(組織変更の詳細について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。)

blog.cybozu.io

この組織構成によって各チームの自律性は高まりましたが、その一方で、以前と比較すると同じ職能であっても他のチームのことがやや見えにくくなったと感じています。また、コロナでリモートワークがメインになり、業務で直接関わらないメンバーとの偶発的なコミュニケーションが少なくなっているため「名前は知っているけど業務内容や人柄をよく知らない」といった人が増えています。

そこで「横(同じ職能)のつながり強化」によって知らないチーム/人を減らし、もっと協力して効率的に業務に取り組めるようにしていきたいと考え、今回のイベントを開催することにしました。イベントの企画・運営は、人材マネージャーと有志のメンバー6名で行いました。

チームビルディングを支援する社内制度を利用

サイボウズには対面でのチームビルディング活動に対して補助を行う「チムビル(対面型チームビルディング支援制度)」制度があります。 cybozu.backstage.cybozu.co.jp

今回はこのチムビル制度を利用して対面型のイベントを開催しました。このイベントの目的は次の2つとし、プログラムもなるべくチームを超えた横のつながりを構築できるようなものにしました。

目的
①QAエンジニア系の職能メンバーの横のつながりを強化する
②チームごとの取り組みや、困っていること・お悩みを共有し、他メンバーに気づきを与える

プログラム
▼1日目
・アイスブレイク
・参加者が所属する各チームのLT会
・チームビルディング:4象限で相互理解ワーク、他己紹介ワーク
・懇親会🍺
▼2日目
・アイスブレイク
・OST(オープン・スペース・テクノロジー)

各プログラムのダイジェスト

ここからは各プログラムの内容と当日の様子を簡単にご紹介します。

各チームのLT会

参加者が所属するチーム(計14チーム)がLTを行いました。

チームメンバーの紹介や業務内容の説明、その他アピールしたいことなどを各チームが話しました。おもちゃの太鼓を片手に自作のキャッチフレーズとともにメンバー紹介するチームや担当プロダクトの最新バージョンの機能紹介をするチームなどもあり、チームごとの個性が溢れていました。今回のイベントにいろんなチームから参加者が集まったことを実感できました。

LT会の様子 - その1
LT会の様子 - その1
LT会の様子 - その2
LT会の様子 - その2

チームビルディング

「4象限で相互理解ワーク」と「他己紹介ワーク」を実施しました。これらのワークのファシリテーションはチムビル制度を運営するチームワークサポートチームにお願いしました。

4象限ワークでは部屋を4つに区切り、「休日の過ごし方」「性格」「仕事に取り組む姿勢」について部屋の中を立って移動して自分の立ち位置を表します。「大らか かつ 平穏が好き」の象限に集まる人数がとても多いなど、今回のイベントの参加者の傾向を掴めておもしろかったです

他己紹介ワークでは5,6名で1グループとなり、ペア/トリオになってインタビューをした後、他のメンバーに他己紹介をしました。紹介者が想像して”盛った”話もまじえてOKなので(当事者は後の釈明タイムまで発話することは禁止されている)、予想外のエピソードがあったりしてとても盛り上がりました!普段業務で接する機会の少ないメンバー同士でグループを組んだこともあり、今回初めて会った方のパーソナリティを深く知ることができてよかったです。

4象限ワークの様子
4象限ワークの様子
他己紹介ワークの様子
他己紹介ワークの様子 - その1
他己紹介ワークの様子 - その2
他己紹介ワークの様子 - その2

OST(オープン・スペース・テクノロジー)

OSTは、話したいテーマ・解決したい課題を参加者が持ち寄り、参加者同士で話し合う場です。今回はOST形式で、事前に持ち寄ったテーマについて小さいグループを作って話し合いました。

テーマの例:
「ディベロッパーとのコラボレーションの工夫について聞きたい」
「今後のキャリア、みなさんどう考えていますか?」
「生成系AIをどうテストしていけばよいか」
「技術ネタのキャッチアップは皆さん普段どのようにやっていますか?」など

QAの業務に深く関わるテストに関する話題や車座で少人数で話すからこそ議論しやすいトピックなどもあり、どのグループでも活発に意見交換されていました。自分はQAのオンボーディングに関するトピックに参加しましたが、早速業務に活かせそうなアイデアをもらうことができてとても参考になりました!

OSTの様子
OSTの様子

感想

コロナでリモートワークがメインになってから初めてQAエンジニア系の職能メンバーが一同に集まる会でしたが、文字通り全国から(北は北海道、南は沖縄から!)参加者が集まるにぎやかなイベントとなりました。

今回は「知らない人をなるべく減らす」「楽しむ」をテーマにして開催しましたが、初対面の方ともたくさんお話する機会があり、今後やり取りする際にも心理的なハードルが下がった気がします。

開催後のアンケートでは「今後も横のつながりを大切にしていきたい」という声もあり、今回作ったつながりを活用してチームを横断した取り組みを盛り上げたりチーム間でノウハウを共有することで各チームでの活動を加速できるように、今後も社内の横のつながりを大事にしていきたいと思いました。

最後に

「QA Gathering Day」は今回初めての取り組みでしたが、(開催形式や内容は検討しつつ)今後も横のつながりを強化するようなイベントを継続して開催したいと考えています。

最後になりますが、サイボウズではQAエンジニア系職能のメンバーを募集しています。興味のある方はサイボウズの採用情報をご覧ください。

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