フロントエンドの祭典!「O'Reilly Fluent」に行ってきました

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こんにちは!開発部の刈川です。今回はO'Reillyがサンフランシスコで開催しているフロントエンド系のカンファレンス「Fluent Conference 2015」に参加してきたので、そのレポートを紹介したいと思います!Fluent?なにそれ?って方や、来年参加しようと考えている方の参考になれば幸いです。

Fluentとは?

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Fluentは主にフロントエンドの技術を中心としたカンファレンスです。 今年はサンフランシスコのホテル内で3日間開催されました。 開催形式はkeynote+ワークショップ+ショートセッションといった構成で、ワークショップのみ事前予約制であとは自由に聴講できます。 各セッションでは基礎的なJavascriptやCSSなどのフロントエンド技術の経験が求められますが、参加するセッションによってその程度はまちまちです。 年によってメインとなる技術が異なり、今年は特にReact関連のセッションが多い印象でした。

一日目

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会場に到着したらまずはチェックインをします。チェックインには事前に送られたメールに記載されている参加者コードが必要なので忘れないようにします。 会場内には無線LANが飛んでいますが、とても不安定なので期待しないほうが良いかと思います。特に重いファイルをダウンロードするようなワークショップの場合は事前に届く案内にしたがって自宅などで必要なファイルを揃えておくと安心です。

セッション

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一日目は180分のワークショップ型のセッションと90分の通常セッションに分かれて行われました。一人ですべてのセッションを聴講することは物理的に不可能なので、今回は同行した3人がそれぞれ分担して各セッションを巡りました。私は以下のセッションを担当。

※ リンク先で発表スライドを確認することができます。

※ 個人的おすすめ評価を★(三段階評価)で残しておきます。

レスポンシブデザインの話や、Web performance APIのTIPS、Web componentsの話などなど。 その他にもReactのワークショップが行われました。こちらは実際にReactを使ってアプリを作ってみるという内容で、ES6の機能をふんだんに使いながらReactコンポーネントを組み立てていき、最後はReactコンポーネントをサーバサイドレンダリングしてみるというところまでやりました。

二日目

二日目はkeynoteが午前中にあって、その後は30分単位の細かいセッションを聴講しまくるといった感じでした。

keynote

keynoteは技術の紹介というよりは、各所から著名人や代表が思想的な話を好きなように語る、というスタンスでした。個人的に良いと思ったのはPaul IrishとAndreas Galのセッションです。リンク先にビデオとスライドがあるので興味がある方はそちらからどうぞ。

ショートセッション

午後からは30分のショートセッションのオンパレードです。 30分単位なので深い内容にまでは踏み込みませんが、幅広く知識を網羅しておきたい方にはお勧めです。

私の担当分は以下。

便利なデバッグ方法やGruntのプラグイン集などの紹介を聴講しました。小ネタがたくさんでこれだけでもブログが書けそうです。

三日目

三日目は参加者が疲れてきたのか、二日目と比べると人数が少なかったような気がします。 流れは二日目と同様、keynote + ショートセッションです。

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三日目のkeynoteは英語圏の人にしかわからないネタや自社製品の紹介など、聴く人を選ぶセッションが多く、二日目ほどのインパクトは残念ながらありませんでした。

ショートセッション

会場内の様子など

コーディングクイズ

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会場内ではちょっとしたミニゲームも開催されていました。その一つがコーディングクイズで、会場内を練り歩いて特定の条件を満たすと貰えるステッカーを集めるといったものです。ステッカーには1〜2行のコード片が書かれており、それを正しい順番に並べてwebコンソールで実行した結果を窓口で答えるとオリジナルパーカーが貰えます。パーカーは意外と実用的で普段使いできそうです。というかこれで出勤してる人がいます。

Jobボード

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求人もやっていました。某有名企業が普通に「デザイナー2名募集!」とか求人していたりするので、職探しにいかがでしょうか。逆に求人情報を貼ることもできます。

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ひと通りの軽食とコーヒーサービスがありました。昼食は三日間ともサンドイッチ+ビュッフェスタイルです。味は、まぁ、うん(お察しください)。

おわりに

今回はじめて参加したFluentですが、今まで知らなかった技術や、気になっていた技術などを広く学ぶことができたのでとても刺激的でした。開催年のメインテーマによるとは思いますが、今回は特にReact推しだったので同行者の一人はReact熱が高まって深夜までコーディングをするようになったほどです。幅広い技術レベルの層で楽しめると思うので興味のある方は是非参加してみると良いのではないでしょうか。