入社1ヶ月のQAエンジニアにフロントエンド刷新チームのテスト業務について聞いてみた!

こんにちは!kintone フロントエンド刷新プロジェクト(フロリア)のReactoneチームでQAエンジニアとして活動しているTsuneです。

本記事では、10月に配属された新メンバーのMiyakeさんに、入社から1ヶ月経ってみての率直な感想や現在の業務についてインタビューをしたので、紹介していきたいと思います!

フロリアについてはこちらの記事をご覧ください。

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自己紹介

まずは私たちの経歴や背景を簡単に紹介します。

聞き手:Tsune

  • 2012年からkintoneQAに所属。2021年からはフロリアのReactoneチームに参加
  • 趣味は温泉とドライブ

話し手:Miyake

  • 不動産(営業)→ 第三者検証(QA)→ 物流系SaaS(QA)→ サイボウズ(QA)
  • 福岡県在住の2児の父。ハイボールが好き
  • テスト(UI/APIテスト、テスト自動化)、採用(人と出会うこと)が好き

入社から1ヶ月経って感じたこと

Tsune: 入社して1ヶ月が経ちましたが、サイボウズで働いてみてどのように感じましたか?

Miyake: まず初めに感じたのは、入社時のオンボーディングや入社後のフォローが手厚くていいなーと思いました!
会社共通のオンボーディングは初めの1週間で行われ、Reactoneチームに入った後のOJTやフォローは6ヶ月かけて実施されるので、非常に手厚いほうだと思います。
また、OJTのタスク一覧がkintone上で用意されているので、入ったばかりでも迷子にならずに進めていくことができました。

ReactoneチームのOJTのタスク一覧

Tsune: 一般的にオンラインでの入社は心細かったり、繋がりが作りにくいと聞きますが、大丈夫でしたか?

Miyake: フルリモートでのオンボーディングは初めてだったので心配していましたが、蓋を開けたら全然問題なかったです。
リモート上で雑談の機会も多かったし、フルリモートとはいえ一部のチームメンバーとは福岡オフィスで直接顔を合わせてカレーを食べに行きました(笑)
そこで一気に心の距離的なものが近づいたので、業務上でわからないことが出てきても気軽に質問して解決することができました!

次に感じたこととしては、雑談がしやすい環境でいいなーと思いました!
オンボーディングの中で様々なチームの人と雑談を組んでくれていたからそう感じた部分もありますが、会社全体的に雑談を大切にしていると思います。
普段から雑談などでコミュニケーションをとっていることで、いざ何かしら議論が必要な状況になっても、感情的にならずに建設的な議論が可能になっていると感じました。

Tsune: サイボウズは資格や書籍の支援をはじめ、研修費やイベント参加費の支援など、様々な支援制度があります。Miyakeさんも制度を利用して、JaSST’23 Kyushuに参加されていましたが、どうでしたか?

Miyake: 実をいうと、このようなQAイベントのリアル参加は初めてだったんですよね。
せっかく九州で開催されるなら行きたいなーと思ってチームメンバーに相談したら、会社から参加費の補助も出るし自由に行っていいよーって言ってもらえて安心しました。
現地で他社のQAの方とテスト自動化の話とかいろいろとお話できたので行ってよかったと思います。

QAのお仕事について

Tsune: 前職のQA業務とギャップを感じた部分はありましたか?

Miyake: これまで自社で作っている製品をテスト以外の業務で使うことはなかったのですが、サイボウズではkintoneやGaroonをフル活用して業務を行っているので、かなりレアなんじゃないかなと思います。
正直、入ったばかりのときは製品の使い方がわからず戸惑いましたね......
ただ、直感的に操作してわかるようなUIになっているので、1週間もすれば普段の業務では問題なく使えるようになりましたね。

Tsune: 実際のテスト業務はとてもスムーズに進められているなと感じました。ユーザーの視点に立って感じる違和感も報告されていて、今までのQAの経験を活かして即戦力で活躍されているなと思います。何か意識していることはありますか?

Miyake: 正直ある程度QAの経験値(この機能は何のために存在しているんだろう、という視点)は必要だと思っています。
ただ、逆に言うと「この機能は何のために存在しているんだろう」という視点さえ持っていれば全然やっていけると思います。みんなフォローしてくれるし安心してチームに入って業務ができています。

Tsune: 業務を進めていくことで困ったことはありましたか?

Miyake: 初めて触る機能なので、テスト設計を行う際にどういうテスト観点があるかわからず初めは困りました。
しかし、kintone上にテストケースがたまっていたのでテスト観点を流用することができ、スムーズに解決できました。
今後もテストケースを流用して少し修正するだけでテスト設計が完成する場面も多いと思うので、効率よくQA業務ができそうだと感じています。

また、過去の不具合の履歴もためられているので、何か不具合を発見したときに過去の履歴を探して「あーこういう背景で改修しないまま残ってるんだー」と理解することができ、余分なコミュニケーションが発生しないので嬉しいですね。

Reactoneチームのテストケース

Reactoneチームのテストの進め方について

Tsune: 実際にReactoneチームに入ってどのような業務を経験しましたか?

Miyake: まだ右も左もわからない状況でしたが、各スクラムイベントに参加させてもらい、色々なことをやりました(笑)

  • 品質保証、品質を高める活動
  • テスト計画
  • テスト設計、実施
  • テスト自動化への取り組み

Tsune: Reactoneチームは現在以下のような開発プロセスですが、テストやテスト自動化の進め方についてどう感じましたか?

Reactoneチームのテストの進め方

Reactoneチームの開発の流れについては、「BARフロントえんどう#1」に発表資料があるので、詳細はこちらをご覧ください。 speakerdeck.com

Miyake: テストの進め方としては、現在1週間スプリントで開発を進めているため、小さく作って小さく出すことを意識してタスクが細分化されている!と感じました。
私は1週間スプリントは初体験だったのですが、タスクが細分化されていることにより手戻りも小さくテストを進めることができて好きでした。

テスト自動化の進め方としては、エンジニアは「コーディング」QAは「テスト設計」という形でお互いの得意分野を分担できていていいなーと思いました。

Tsune: テストプロセスで改善したいところはありますか?

Miyake: 現状、機能実装に自動テストの実装が完全に追い付いているわけではないので、QAでも自動テストの実装を巻き取れるようになりたいと思っています。
わからないことがあればエンジニアからのサポートもあるので、コーディングの知識が乏しい私でもテスト自動化に関わっていけそうな気がしています!

Tsune: 今後は自動化テストを安定して運用していく為に、フローの改善やテストケースの整理も必要になるので、Miyakeさんのアイディアや強みも活かせるように話し合いながら進めていけたらいいなと思っています!

今後について

Tsune: 最後に、今後やってみたいことについて教えてもらえますか?

Miyake: 一言でいうと「QA組織が幸せな方向に進む活動」をやっていきたいですね。
これまでは業界経験も浅く私自身のスキルを高めていくことで精一杯だったのですが、現在は少し視野も広くなったので組織がより良い方向に進むような活動をやっていきたいと思っています。
現状手探りではありますが、採用業務に関わってより良いQAの方に入社いただいたり、QAイベントの運営に関わってQAのスキル向上の手助けなどをできればいいなーーと思っています。

また、外部発信などにも積極的に関わっていきたいです。
これまではリソース不足もあり、プロダクト開発が最優先すぎてQA以外の業務に手を出す余裕がなかったんですよね......

Tsune: 素敵ですね!QA組織が活性化されていく未来にワクワクします。
これから一緒に頑張っていきましょう!

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んでサイボウズのQAに興味を持っていただけたら嬉しいです!
皆様のエントリーを楽しみにしております。 cybozu.co.jp