サイボウズ メールワイズの PM やってます、山田(@shoji_yamada)です。
5月20日、講師に POStudy主宰者の関さん(@fullvirtue)と、GMOペパボ高橋さん(@kenchan)をお迎えし、サイボウズの開発PM 対象に「KPIツリー勉強会」をやっていただきました。
とある事業会社・・・サイボウズのことです。気を遣わせてごめんなさい。
事業会社からサイボウズに書き換えてくれた関さん。ありがとうございます。
事の発端
4月にサイボウズで開催されました pmjpオフ会#3 にさかのぼります。
そこでの GMOペパボ高橋さんの発表
KPIツリー・・・。KPIは他社のPMさんがよく口にされています。
前々から気になっていたのですが、サイボウズの開発PMは「指標」や「数値」を元に仕事してます!とはいえないのが現状です。
漠然と数値を見るのではなく意識するきっかけを作りたいよね、「指標」を使って成長を判断をすることを意識できるようにしたいよね、という話が部内で出て・・・
ということで、関さんと高橋さんにお願いし、プライベートセミナーを実施していただきました。
KPIツリー勉強会やってみた
用意いただいた資料
参加者は都合良く各プロダクトの開発PMが集まりました。
そして、PM部長。担当プロダクトがないから、人材募集がお題です。
そうです。サイボウズはプロダクトマネージャを募集しています。
話がちょっとそれました。
まず、各自でKPIツリーを作ってみました。
(隠すほどのものじゃないのですが・・・緑は他のメンバーからのフィードバック付箋)
私が考えてみたのは、枝としては大きく2つなのかな、と。
- 売上げ(額)
- 継続率(製品を使い続ける率)
ここを元に枝を増やしてみました。(他のメンバーはそうでもなかったような)。
作り終わった後で、他のメンバーの KPIツリーを見てフィードバックします。
関さんに、「出せない人はプロダクト企画を評価できないひとですよー」といわれます。
うん、でないものだ・・・と。この時点で一回振り返り議論。そして休憩。
再開後、KPIの元となるポジショニングマップを各自作成してみました。
超苦戦。どんな顧客に・・・がかけなくて、時間切れ。 そして、他のメンバーの内容を見てフィードバック・・・。 KPI以前なのかもしれない。いや、やることを理解できなかったんだ。何回も繰り返せば、出来てくるはず・・・きっと。
さらに、ポジショニングマップから、何に注力するかを明らかにし、それを KPIツリーに反映させる・・・どうもかみ合わない。 これは、機能のレイヤーで考えてしまっているからで、ビジネスのレイヤーで考えられていないからではと思いました。
最後に、各自振り返りをして、共有して終了。
今回のまとめ
なんか散々・・・ではあるのですが、プロダクトをKPI観点から見るという思考はできました。気づきもたくさんありました。
- 既存の継続、新規の獲得、それぞれのKPIをどう置くかが迷った
- 他部署のKPIへの意識が低いことが分かった
- 流れ(ストーリー)で考えると書きやすそうな気がする
- 計算式になるかを意識するとKPIが出てきにくかった
- KPIツリーは上にゴールが来る(!)
関さん、高橋さん、ありがとうございました。
2時間ほぼワークに当てられたのは、同じ会社のメンバーだから、自己紹介いらず、隠す必要なし、他のメンバーに気を遣う必要なし、ということで、効率よく使えました・・・が時間が足らない、とw
とはいえ、これを持ち帰り、BPM(ビジネスの責任者)と協力しつつKPIツリーを作ってみて開発・販売で共通のKPIを認識しながら活動するようにしたいと思います。