春うらら。
進級進学就職により、あまたの新人さんが世に出る時期ですね。
こんにちは。松山開発部の矢野と申します。
この時期になると、自分が新人だった頃のことを思い出します。
あの頃はマウス派だった私もすっかりキーボード派になりました。
(ほんとはキーボード寄りの折衷派ですが)
さて、唐突ですが、これから Windows で開発を行うことになる新人エンジニアのみなさんに向けて、私が便利だなぁと思っている Tips を紹介したいと思います。
Windows ロゴ キー を使う
ショートカットキーってご存知ですか?
Ctrl+Z で元に戻す、Ctrl+Y でやり直し、とかは聞いた覚えもあるのではないでしょうか。
実は Windows ロゴ キーにもいろいろなショートカットキーが割り当てられています。
たくさんあるショートカットキーの中でも特におすすめなものを紹介します。
「Windows ロゴ キー+R」
一押しのショートカットキーは「Windows ロゴ キー+R」です。
押下すると「ファイル名を指定して実行」ダイアログが表示されるので、プログラム名などを覚えてさえいればこれだけでだいたいのことが済ませられます。
たとえば「mspaint」「notepad」「snippingtool」「control」「cmd」などを打ってみると楽しいかもしれません。
「Windows ロゴ キー+X」
「Windows ロゴ キー+X」もおすすめです。
クイックリンク(主要の設定系プログラムへのリンク)が表示されます。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動したいときは、ここからやるのが早いと思います。
「Windows ロゴ キー+T」
普段はタスクバーを隠す設定にしている方におすすめしたいのが「Windows ロゴ キー+T」です。
マウス動かすのがめんどくさいけどタスクバーを表示させたいときにはコレです。
「Windows ロゴ キー+L」
セキュリティーが気になるナウでヤングな方には「Windows ロゴ キー+L」で画面をロックした状態にできることを覚えて帰っていただきたいです。
休憩に入るときなどにはタターンと打ち込んで颯爽と離席しましょう。モテます。
その他
もっと知りたくなったらこちらをご参照ください。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/keyboard-shortcuts#keyboard-shortcuts=windows-8
ファイル名を指定して実行する
「ファイル名を指定して実行」を使うと素早くプログラムを起動することができます。
よく仕事で使うのはこのあたりでしょうか。
- mstsc
- devmgmt.msc
- regedit
- services.msc
私は目で探すのが苦手ですしデスクトップにアイコンをたくさん置くのが好きではないので、パスを通した適当な場所にショートカットファイルを集めて「ファイル名を指定して実行」で開くという操作をよくします。
このようにお好みのプログラムのショートカットファイルを作っておくと、「Windows ロゴ キー+R」と組み合わせ、素早くプログラムを起動できるようになります。
よく使うプログラムはクラウドへ
よく使うプログラムはクラウド型ストレージサービスに入れておくと便利です。
同期用クライアントアプリがあるものが良いですね。(DropBox, OneDrive, GoogleDrive など)
設定ファイルもまとめてクラウドへ
会社と家とで作業時の勝手が違うのなんて嫌ですよね。
いつでもどこでも同じ設定で作業できたほうがメリットが多いです。
設定ファイルもクラウド型ストレージサービスに入れておきましょう。
個人的にはここら辺を入れています。
- vimrc
- IMEのユーザー辞書
- git系の設定ファイル(gitconfig, gitignore, gittemplate...)
まとめ
- ショートカットキーを利用して使い勝手をアップ
- 「Windows+R」でプログラムを素早く起動する
- よく使うツールや設定ファイルはクラウドサービスで管理
これらを実践していると嬉しいことが二つあります。
一つ目は Windows のバージョンアップなどの影響を受けにくいということ。
Windows のバージョンアップで設定項目の場所が変わったりすることはままあることですが、プログラムを直接指定して起動するくせがついていると影響を受けにくいです。
二つ目は 会社と家との環境差が少なくなって作業がしやすくなるということ。
弊社にはウルトラワークという単発的在宅勤務が認められる制度があります。例えば台風などで出社が困難なときに利用するのですが、いざ会社と違うマシンで作業を行おうと思っても使い勝手に差があると作業効率が悪くなってしまいます。
よく使うツールや設定ファイルをクラウドサービスで管理することで、使い勝手の差を小さくすることができます。
いかがでしたでしょうか。
すでにご存じのこともあるかとは思いますが、
少しでも新人エンジニアのみなさんのお役に立てれば幸いです。