こんにちは。テクニカルライターチームのueです。サイボウズでkintoneの画面のUI用語やヘルプの作成を担当しています。
このブログは、テクニカルライター/ローカライズ リレーブログの6本目の記事です。 今回は、kintoneライターチームがチーム作りの一環として、チームビルディングを実施した様子をご紹介します。
チームビルディングの目的
私たち、kintoneライターチームは、現在8名で構成されていますが、昨年から今年にかけてメンバーが大きく変わりました。私自身も今年キャリア入社でチームにジョインしています。
そこで、私たちは、kintoneライターチームとしてもう一歩お互いの理解を深め、コミュニケーションをさらに活性化しようとチームビルディングを企画しました。また、「テクニカルライター(チーム)の価値」について改めて考える機会にしたいという思いもありました。普段から気になっているものの、日々の業務に取り組む中ではなかなかじっくり話せない内容です。
ライティング、言葉を紡ぐ作業はひとりで行うため、ライターは個人業務と思われがちですが、実際はチームを意識したコミュニケーションがとても大切です。
製品開発チームのプロセスの一環としての「文言作成」「ヘルプ執筆」のためには他チームとの協業が欠かせませんし、アウトプットの整合性などライター内のチームワークの有無で品質の良し悪し、業務の効率が大きく違ってきます。
チームビルディングの進め方
当日の内容や進行は、チームビルディング専門のチームに依頼しました。
チームビルディング専門のチーム?
そう、専門のチームです!なんと、サイボウズにはチームビルディングの企画や運営を相談できる「チームワークサポートグループ」があるのです! 驚きませんか?私は入社して一番びっくりしたことかもしれません。これぞチームワークのサイボウズ・・・。
「チームワークサポートグループ」は、いわばチームのプロフェッショナルといったところで、チームビルディングの企画の相談や事前準備から当日の運営のサポートなど、チームに合わせた支援でとても心強い存在です。
今回のチームビルディングは、この「チームワークサポートグループ」にサポートをお願いしました。
対面型チームビルディング支援制度
チームワークを支える人事制度の舞台裏! 対面型チームビルディング支援制度「チムビル」とは?
https://cybozu.backstage.cybozu.co.jp/n/n0c8c63e003ac
当日の流れ
チームビルディングには、午後半日を使いました。
プログラムは大きく3つ。2つのグループに分かれてワークを行いました。
1.モチベーショングラフと3つの問い
各自で過去5年間の自分のモチベーションを折れ線グラフで表しました。そのグラフに合わせて、やりがいがあると感じたこと、大変だったと感じたこと、もっと深めたいことをグループ内で共有しました。
グラフを基に会話することでお互い自分について会話がしやすい雰囲気ができるとともに、チームメンバーの知らない5年間とこだわりを知ることができました。
2.インスピレーショントークと感想
チームリーダーからこれまでのkintoneライターチームの歩みについてお話があり、感想を言い合いました。
私たちのチームや関わっている業務、アウトプットの歩みを知り、それを起点にどんな将来にしていこうかというテーマでワークを進めました。チームの過去を知りその先を眺めていくワークです。
現在に至るまでの過去を知ることは、未来を想像しやすくしますね。
3.妄想未来ワーク(妄想の3年後)
そして、最後のワークです。3年後の未来を具体的に想像していきます。
3年後の、ありえないこの世で最低最悪の悪夢のような未来とその原因
3年後の悪い方向に振り切った、私たちのチームの未来を想像し、その内容と原因を付箋で出し合いました。
これは、「ありえない」がポイントでした。ドラマ並みに究極の悪い想像をしてください!にわいわい話しながら書き出しました。
ライターとしての悪夢というと、製品のUIの表現がまるでわからない、ヘルプの品質が劣悪などアウトプットの破壊的低品質ですね。そして、チームも消滅。それに加えて、製品や会社が悪くなる付箋も多くありました。
原因を探っていくと、スキル不足、モチベーション低下、チームワーク悪化、製品知識不足・・と多数の要素が出てきました。
3年後の、ありえないこの世で最高最良の夢のような未来とその原因
その後、3年後の良い方向に振り切った、私たちのチームの未来を想像し、その内容と理由を付箋で出し合いました。絶望状態の裏返し、天国のような状況に想像の翼が広がります。
最高、最良の夢のような状況とは。迷いのないUI、ヘルプへの絶大なる信頼などアウトプットの高品質、ユーザーが無意識ながらに自己解決できる情報提供、働くのが楽しすぎ、お客様だけでなく社内外関わるひとはみんなわくわく。
理由としては、十分なユーザー理解、向上心の維持、豊富な製品知識、信頼できる仲間、外部へのアンテナ・・・とこちらも数多のキーワード。
最後に、今回のチームビルディングのワークを通して、現状を鑑み、続けていきたいこと、新たにトライしたいことを話してまとめです。どのプログラムも会話が止まることなく、活発に行われました。
まとめ
今回のチームビルディング。半日という短時間でもチームの将来をいっしょに妄想することで、普段の業務では気付けない、メンバーの思考を垣間見ることができました。リモートワークも多い中対面で未来を語り合うことで、チームの将来像を共有しメンバーのそれぞれの個性への解像度が上がった気がします。
チームビルディング終了後も、私たちの現在進行中の業務と今回広げた想像の翼をもとに新たにトライしたいことを突き合わせながら、「テクニカルライター(チーム)の価値」について模索しています。
全員が共通して、テキストを通してユーザーを始め製品に関わるひとに思いを馳せている。それを再確認できたチームビルディングでした。
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