中国、ベトナムの開発メンバーが来日

先週(※1)、そのサイボウズ上海、サイボウズベトナムからメンバーが来日し、東京本社で「Technical Seminar 2012」が開催されました。

Technical Seminar 2012で講演する、サイボウズの山本泰宇。
リードプログラマ兼アーキテクトである山本泰宇は、cybozu.comのアーキテクチャについて解説。

サイボウズは、中国(上海)とベトナム(ホーチミン)に連結子会社を設立しており、それぞれを開発拠点としても位置づけています。サイボウズ製品は、これらに東京本社、松山オフィスを合わせた4拠点で連携しながら開発されているわけです。今回のTechnical Seminarは、そうした海外拠点のメンバーと技術交流するという意味合いもあって開催されました。

東京本社からは、リードプログラマ兼アーキテクトの山本泰宇がcybozu.comのアーキテクチャについて解説。またサイボウズ・ラボ社長の畑慎也は、サイボウズ・ラボを紹介し、現在進めている研究の一端を披露しました(内容についてはまだ書けないのですが、近い将来に発表される可能性があるそうです)。

Technical Seminar 2012で発表する、サイボウズベトナムのメンバー。
サイボウズベトナムは、Cybozu SP Appsの開発を担っているほか、R&Dにも意欲的に取り組んでいる。

サイボウズベトナムからは、同拠点で取り組んでいるCybozu SP Apps(SharePointのアドオン製品)の技術や、独自に進めていたR&Dの成果について発表がありました。後者については、東京本社のグローバル開発本部長も驚くような成果で、さっそく「製品に組み込むことを検討したい」という発言が出るほどでした。

Technical Seminar 2012で発表する、サイボウズ中国のメンバー
サイボウズ上海には、カードゲーム部、サッカー部、カラオケ部、卓球部などがあるという。

サイボウズ上海の発表は、中国で開発、販売している「Garoon Lite」(ガルーンの機能サブセットを中国国内向けクラウドサービスとして提供)の技術や、開発チーム運営上の工夫などについてでした。メンバー間の親睦を図るため、ランチミーティング、様々な部活動などに取り組んでいるほか、社員旅行も行っているそうです。

※1:2012年10月24日(水)