セキュリティ&プログラミングキャンプ2011

セキュリティ&プログラミングキャンプ2011プログラミング言語クラス担当講師のお知らせ

本日、独立行政法人情報処理推進機構(以下IPA)にて開札が行われた「セキュリティ&プログラミングキャンプ2011講習実施業務」一般競争入札について、サイボウズ・ラボ株式会社が「プログラミング言語クラス」の担当事業者として落札したことをお知らせします。



セキュリティ&プログラミングキャンプ2011について

開催日程:2011年8月10日(水)~8月14日(日)4泊5日
開催場所:ホテルコスモスクエア国際交流センター
募集人数:約60名
応募要領:
 http://www.ipa.go.jp/jinzai/renkei/spcamp2011/application/index.html
応募締切:2011年7月11日(月)17:00必着

「プログラミング言語クラス」の目的

このクラスでは、プログラミング言語処理系などの基盤ソフトウェアを設計・開発できる『可能性』がある若い人材を早期に発掘し、未来のIT社会の基盤形成に貢献できる人材を育成することを目的とします。

「プログラミング言語クラス」のテーマ

  • このクラスでは、オープンソースソフトウェアとして開発が継続されているプログラミング言語「Ruby」を主な題材として扱い、プログラミング言語処理系の基本的構造や機能について理解を深めます。
  • 実際にRubyのソースコードを用いた実習によって、ソースコードの効率的な読み方から、テスト・デバッグ方法、ソフトウェア構成手法、性能改善手法などを学びます。
  • さらにRuby開発コミュニティの現場で使われているツールの仕組みや使い方を学び、オープンソースコミュニティの構造や関わり方を学びます。
  • クラス別講習の最終日は個別課題の演習に時間をあてることとし、キャンプ参加者が選択した課題を自分の力で解決し、成果として発表できるよう講師全員がサポートします。
  • 最終的にこのクラスでは、プログラミング言語処理系を題材として、オープンソース開発コミュニティで活躍できるレベルの人材を輩出することを目標とします。

「プログラミング言語クラス」の担当講師

研修会場常駐者(講師)4名、部分参加(特別講師)2名、インターネット越しの参加(アドバイザー)1名の構成で「プログラミング言語クラス」の講習を担当します。

  クラス長:西尾泰和(サイボウズ・ラボ株式会社)
 副クラス長:園田裕貴(日本Rubyの会)
  一般講師:稲葉一浩(グーグル株式会社)
  一般講師:竹迫良範(サイボウズ・ラボ株式会社)
  特別講師:まつもとゆきひろ(Ruby開発者)1日間のみ参加
  特別講師:小泉守義(フリーエンジニア) 3日間のみ参加
アドバイザー:笹田耕一(東京大学 講師)インターネット越しの参加

その他のクラスの担当講師は、IPAセキュリティ&プログラミングキャンプ2011公式ページに記載されております。
http://www.ipa.go.jp/jinzai/renkei/spcamp2011/instructor/index.html

用語集:Rubyについて

Rubyは、まつもとゆきひろ氏が1993年より開発している日本発のオブジェクト指向スクリプト言語です。Smalltalkのような本格的なオブジェ クト指向機能と、Perlのようなスクリプト言語としての手軽さをあわせ持ち、国内はもとより、海外でも高い評価を得ています。2004年以降、David Heinemeier Hansson氏によって開発されたRuby on Railsの流行に伴い、Webアプリケーションフレームワークの決定版として多くの分野で利用されています。また2011年3月22日にRubyの技術規格書がJIS規格(JIS X 3017)として制定されました。日本で発案されたプログラム言語がJIS規格となるのは初となります。今後ISO/IEC JTC1での標準化が期待されています。