TSKaigiにゴールドスポンサーとして協賛し、ブースを出展しました

こんにちは、フロントエンドエンジニアのmehm8128です。好きなユーティリティ型はReturnTypeです。 2026年5月22、23日に行われたTSKaigi 2026にて、サイボウズはゴールドスポンサーとして協賛し、ブースを出展しました。 当日の様子を紹介します。

ブース

サイボウズのブースでは、「サイボウズのフロントエンドの印象を教えてください!」および「サイボウズ エンジニア社員が何でも話します!!」の2つの企画を行っていました。 前者は付箋を貼ってもらう形式、後者は付箋を貼ってもらうか、既に貼ってある付箋の中から気になるトピックを選ぶ形式でした。

法被を着たサイボウズ社員と話したり、付箋を貼ろうとしたりしている参加者たち。 法被を着たサイボウズ社員と話している参加者たち。

答えてくれた方には以下のようなノベルティをお渡ししていました(参加者の方のポストの画像をお借りしています🙏)。

ノベルティの写真。ハシコウのステッカーやW3Cのステッカー、きとみちゃんの付箋や漫画などがある。

よく出ていた話題をいくつか紹介します。

サイボウズ エンジニア社員が何でも話します!!

最近行っているプロジェクトの話として、フロントエンド基盤の刷新に興味を持っていただいている方が多かったです。 kintoneは現在、Google Closure ToolsからReactへと移行しており、その過程でJavaScriptからTypeScriptへの移行もしています。

フロントエンド基盤の刷新については、以下のスライドを併せてご覧ください。

speakerdeck.com

また、組織でのAI活用についても質問が多くありました。

kintoneのフロントエンドにおけるAI活用については、以下の記事をご覧ください。

blog.cybozu.io

zenn.dev

サイボウズのフロントエンドの印象を教えてください!

サイボウズのフロントエンドと言いつつ、サイボウズ全体の印象でも可としていたところ、ちょうど前日にプレスリリースが出ていたコーポレートロゴのアップデートの件を挙げてくださる方が多くいました。 今回のノベルティやパネルではロゴのアップデートは間に合わなかったのですが、次回以降は新しくしていければと思います。

他に、W3CやWeb標準関連のイメージがあるという方も多くいました。僕が発案・企画して半年以上続いているWeb標準動向を読んでくださっている方が多く、嬉しかったです。 今回はW3Cとサイボウズのロゴを並べたパネルを設置したり、W3Cの新ロゴのステッカーを配布したりしていました。今後もW3CやWeb標準周りの取り組みを行い、発信も行っていく予定なので、ご注目ください。

Web標準動向に限らず、Frontend WeeklyFrontend Monthlyサイボウズ フロントエンド通信などの発信活動についても知ってくれている方が多くいました。

また、OSSについての言及もいくつかありました。 サイボウズはいくつかのパッケージをGitHubのOrganizationでOSSとして公開していたり、OSSへの寄付を行ったりしています。 少し前に僕が中心となって動き、フロントエンド周りのOSSへの追加寄付も開始しました。

その他OSSポリシーの公開なども行っています。

アクセシビリティについても挙げてくださる方が多かったイメージです。 kintone Design Systemや、前述の新コーポレートロゴのアクセシビリティ上の考慮の話の印象が強いようです。個人的にも最近ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)にてサイボウズメンバーはこんな活動をしています - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログという記事を出したりと、アクセシビリティ周りの発信を行っています。

貼られたたくさんの付箋たち。Cybozu TechのページへのQRコードもある。

業務に残された「良くない型」で考える「TypeScriptの難しさ」

弊社のSajiさんが「業務に残された『良くない型』で考える『TypeScriptの難しさ』」というタイトルで登壇しました。

speakerdeck.com

kintoneの実際のコードベースに残ってしまっている@ts-ignore@ts-expect-errorasキャストなどをAIで分析し、7つの頻出パターンを紹介するというものでした。それらのパターンに対して解決策を紹介し、今後より型安全なコードが書けるようになるセッションでした。

僕はSajiさんと同じチームということもあり、事前にいくつか一緒に案出しをしていました。複雑なロジックが多いとどうしても型が複雑になりがちですが、型ガードをちゃんと書くとか定期的に棚卸しするとか、工夫できるところは残っているので、今後より堅牢なシステムを構築していきたいです。 また、型以外にもkintoneの複雑なドメインロジックによる苦しみはたくさんあるので、どこかで紹介できればと思います。

登壇中の法被を着ているSajiさん。スクリーンにはセッションのタイトルのスライドが映っている。

気になったセッション

今回はOxlintやlinter系のセッションが多かった印象で、上に挙げた2つ以外にもいくつかありました。

僕が最近個人的にOxlintのアクセシビリティのルールにcontributeしていることもあり、今回はこれらのセッションを楽しみにしていました。 アクセシビリティのルールはtype-awareではなくてtsgolint側を触ったことはまだなかったので、内部構造など初めて知ることが多く面白かったです。 linterはAIコーディングのガードレールとして今後も必須のものとなっていくと考えているのですが、「静的解析への投資がAI時代のコード品質を支える ── カスタムESLintルールの設計と運用」のセッションにあったようなリポジトリ固有のルールの整備はあまりできていないことに気づきました。静的解析でできる範囲は限定されてしまいますが、今後自分たちのコードベースでもlinterのカスタムルールを作るという手段を視野に入れていきたいと思いました。

また、サイボウズ社内でも最近ESLintからOxlintへの移行を検討し始めています。外部のプラグインなども含めて今後開発が進んでほしいなと思うし、自分でも貢献できる部分があればしていきたいと思います。

おまけ

当日企画として休憩室にマッサージのコーナーがあったのですが、弊社フロントエンドエンジニアのおぐえもんさんが受けていました。

マッサージを受ける、おぐえもんさん。

まとめ

去年のJSConfや今年の1月のBuriKaigiに続き、サイボウズ社員と参加者の方々とでお話しするスタイルのブースでしたが、多くの方に訪れていただき、無事終えることができました。 ご参加いただき、ありがとうございました!