
こんにちは!2021年にサイボウズへ新卒入社した massan、taguchi、taku3n です。気がつけば入社から5年。同期3人がそろって在籍しているこの機会に、それぞれの5年間を振り返ってみました。
- massan
- kintone拡張基盤チームのQAエンジニアです。着物の勉強をしています。
- taguchi
- PSIRTのプロダクトセキュリティエンジニアです。ラーメンが好きです。
- taku3n
- Garoon開発チームのQAエンジニアです。最近ボードゲームにハマってます。
この記事は、QA として入社して1年経った話のリバイバル記事です。
※元記事では柔軟な働き方について、現在は実現が難しいものが含まれています。あくまでQA職種の仕事や文化の参考としてご参照ください。
最近はどんな業務をしてる?

まずは、現在の業務について紹介します。
- massan
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主務では、kintoneを拡張する人を支援する基盤づくりのQAをしています。APIやSDK、去年はMCPサーバーの開発にも関わっていました。
兼務も少しあって、kintoneのセキュリティチャンピオン、社外向けの技術交流を促進するQA外部コネクト、QA新卒採用なども担当しています。マネージャーに誘ってもらったり、自分から関わりたいと思って始めたものばかりです。
異なる分野を学び、それらを媒介したり組み合わせて生かしたりするのは自分の性格に合っていると感じます。いろんな業務を通してtaku3nやtaguchiさんをはじめとるする他メンバーとも製品を超えて刺激をもらうことができ、日々の業務のモチベーションになっています。
- taguchi
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現在はサイボウズ Office、メールワイズ、販売管理システム、cybozu.com共通管理などのセキュリティを担当しています。具体的には、脆弱性診断、外部べンダー対応、バグバウンティ対応を中心に、担当製品のセキュリティに関する業務全般に携わっています。
そのほかにも、PSIRTの新卒採用、情報発信、AIを活用したPSIRT業務・脆弱性診断の効率化にも取り組んでいます。
- taku3n
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主にGaroonのリリース改善に取り組んでいます。具体的には、リリースとデプロイの分離やプロセス改善を通して、高速で安定したリリースの実現を目指しています。その中で、新しく作り上げるリリースフローのテスト活動も行っています。
その他では、他チームからのGaroonの品質に関する問い合わせ対応、テストアーキテクチャ設計、QA新卒採用、アシスタントマネージャーなどにも取り組んでいます。

ref. サイボウズの QAエンジニアについて / about cybozu QA
5年間でどう変わった?

次に、入社からの5年間でどのような変化があったかを振り返ります。
- massan
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入社してすぐ、kintoneQAのインプロセス化がそれまで以上に進み、開発チームも担当領域の分割が進みました。kintone全体を見るのではなく、開発チームに所属して自分の担当領域に絞って見るようになったんです。オーナーシップは持てるようになりましたが、その反面、過去の資産に頼れない場面も多くなりました。
そんな中、プロダクトの初期段階から頼ってもらえるQAになるべく、新規立ち上げされたkintone拡張基盤チームに配属されました。立ち上げから1年以上経ちますが、固定化されたテスト実施タスクは少なく、品質戦略の策定、テストフローの整備、テスト資産化など業務は多岐にわたります。
自分のスキルや知識がチームの品質の上限になってしまうので、ISTQBをはじめとする勉強で体系的な知識をつけたり、カンファレンスに行って知見を増やしたりしています。最近は脆弱性周りに気を配ったり、シフトライトの強化を検討したりもしていて、4月はtaguchiさんのいるPSIRTに体験入部してきました。5年も経つと同期同士でも専門性が違ってきて、改めて身近に頼れる同期がいることのありがたさを実感しています。
- taguchi
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最初は製品の脆弱性診断を中心に担当していましたが、その後、担当製品に関わらずPSIRT全体の診断にも目を向けるようになりました。現在も診断全体の効率化は継続的に進めています。さらに、プロダクト全体のセキュリティを見る立場も担うようになり、業務への関わり方や役割は変化してきました。
また、PSIRTにはプロジェクトを小規模なチームを編成して進められる仕組みがあります。自分がジョインした当時にはなかったのですが、常に複数のプロジェクトが同時並行で進んでおり、最近ではPSIRT業務を支える根幹のひとつになっています。この仕組みのおかげで、セキュリティの技術的な部分だけでなく、PSIRTそのものについて考える機会も増えましたし、オーナーシップを持って進めていく経験にもつながっています。
- taku3n
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入社当初は、Garoonの膨大な仕様を理解することに必死で、手動テストプロセスやリリースプロセスの基礎を学ぶ毎日でした。その一方で、現場作業を少しでも効率的にするための改善活動を通して、プロセス改善に興味を持ち始めました。
転換点は、3年目にリリース改善チームへ加わったことです。それまでのQAのみのチームから、SWE(ソフトウェアエンジニア)と同じチームで活動するインプロセスな体制に変わり、よりシフトレフトを意識するようになりました。テスト対象もプロダクト単体からリリースの仕組み(CI)に変わり、品質を担保する方法を探りつつ構築していきました。この活動を通して、いかに安全かつ高速に価値を届けるかというプロセスの品質に、強く向き合うことになりました。
現在は、品質の可視化やリリースとデプロイを分離するフィーチャーフラグの導入プロジェクトのリーダーとして、リリース運用の土台からアップデートする効率化に取り組んでいます。5年間の積み重ねを経て、今はより広い視点でプロセス全体を捉え、改善策を提案していけるようになりました。今後も「楽をするための努力」を続けていきたいです!
AIとどう向き合ってきた?

5年間の中でも特に大きな変化だったのが、AIの台頭です。QAとしてAIとどう向き合ってきたかを話してみました。
- massan
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ひとりQAでチームの工数も限られる中、AIなくしてはチームの開発が成り立たないレベルになっていると思います。テスト設計など自分がこれまで行ってきた業務をAIに依頼するだけでなく、やりたかったけれど時間や一部スキルが足りずにできなかったことにも手を出せるようになり、チームへの貢献度が上がりました。たとえば、細々したケースの全数テストや、セキュリティアラートを受けた際の影響調査、修正、テストなどに活用しています。
一方で、MCPサーバーの開発ではユーザーのAI利用を助けるような立場にもなり、AI利用の両面を経験しています。
- taguchi
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ここ5年間のAIに関する動きとしては、サイボウズ内でもAI関連機能の開発が進み、それに伴ってPSIRTでもAIに対する診断を内製化する動きがありました。推進を担当したメンバーのおかげで、今ではテスターのほぼ全員がAIに対する診断を行える状態になっており、開発者向けに社内で勉強会を実施するなど、チームとしてAIセキュリティに関する知見も蓄積されています。
脆弱性診断へのAI活用という文脈では、昨年からAIエージェントによる診断も導入しています。開発がますます高速化する中で、PSIRTとしてもそれに追随できるよう、今後さらにAIを活用した診断の自動化を進めていきたいと考えています。
- taku3n
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4年目にAIを活用したGaroonの新機能開発チームにQAメンバーとしてジョインしたことが大きな転機でした。精度検証やプロンプトチューニングといった、これまでにない領域でのQA活動は手探りの連続でしたが、AIの品質保証プロセスを一から作り上げる経験ができました。
なんで5年経っても3人ともいるの?

最後に、同期3人がそろって5年間在籍し続けている理由を聞いてみました。
- massan
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正直、転職のモチベーションは増えたり減ったりしてきました。でもプロジェクトが多いので、これまで自分の成長段階それぞれにちょうど良いチームや役割をあてがってもらううちに気づけば5年が過ぎていました。
サイボウズはQA組織が大きいのが特徴で、知見の共有や相談、他チームの事例などに手軽にアクセスできるのが良いところです。その一方で、自分は小さいチームのひとりQAなので「自分が動かないと何も変わらない」という状況もあります。
興味があることを無闇にやらせてもらえるとは感じませんが、自分が稼いできた信頼貯金で新しいことをさせてもらえるだろうという実感はあります。あえてあげるなら、これが大きな理由かもしれません。6年目となる最近はその貯金をちゃんと使って、自律的にチームや事業への貢献を増やす方法を学んでいる段階だと思っています。
- taguchi
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環境の良さは大きいですね。チームの雰囲気はもちろん、いろんなことに挑戦できる環境や気軽に相談できる場が整っていると感じます。自分としても、興味のある領域に関わらせてもらっている感覚がありますし、新しいツールの導入や「やってみたい」と思ったことをすぐに試せるスピード感もあります。
このあたりの印象は入社した頃からずっと変わっていなくて、会社全体としてそういった雰囲気があります。そうした環境がモチベーションの維持にもつながっていると思います。
- taku3n
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一番の理由は「今取り組んでいることが面白いから、もっと続けたい!」という思いが強いからです。振り返ってみると、この5年間のうちに何度か所属チームが変わり、向き合う課題もさまざまでした。ちょうどコンフォートゾーンに陥りそうになったタイミングで新しい変化が起き、そのたびに目新しい挑戦がありました。最初は難しくても、やり込んでいくうちにその面白さにハマっていく。そんな刺激的なサイクルに自ら挑みながらも、会社に後押ししてもらえていたと実感します。
また、大きな課題にぶつかって悩んでいるときも、チームとして解決しようと協力してくれる温かいメンバーが周りにいることも大きいです。サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」という理念に共感した人が集まっている組織なので、自然と現場でもチームワークがあふれています。こうした環境があるからこそ、変化を楽しみながら5年間走り続けてこられました!