私たちの文化を体現する社内イベントの「開運冬まつり」でチーム・職の垣根を飛び越えた!

こんにちは!サイボウズの開発広報チーム兼開運まつり実行委員長のhokatomo(@tomoko_and)です。

社内テックカンファレンス「開運冬まつり」を開催しました。職能も拠点も違うエンジニアが、2日間の交流と対話を通じて、次への行動に繋げる場です。

こうした場が自然と生まれ、改善しながら継続してきた過程にサイボウズの文化を感じています。この記事では、開運まつりそのものだけではなく、背景にあるサイボウズの文化について少しでも伝えられたらと思います。

開運まつりとは-交流のきっかけと、新しい視点を持ち帰る場-

開運まつりは、サイボウズで開発・運用に関わる様々なチームや職能の人が集まり、セッションの聴講や体験型コンテンツ・懇親会・シャッフルランチ・Open Space Technology(以下OST)を通じて交流を深める、オフラインのお祭りです。2024年から始まり、これまで年2回夏と冬で開催、これで5回目の開催です。(前回夏開催時の記事

チームワークあふれる社会を目指しているサイボウズも、コミュニケーションに課題を感じています。これを解決する企画の一つが、開運まつりです。チームや職能の垣根を超えて交流することで、対話のきっかけや、新たな視点を得ることを目的にしています。

サイボウズでは開発&運用を担うエンジニアリンググループの総称として「開運」と呼んでいます。関連するメンバーが一堂に会するということで、開運まつりと命名しました。

開催概要

  • 日付:2026年2月18、19日の合計2日間
  • 場所:サイボウズ東京オフィス
  • 開催形式:発表系のコンテンツはハイブリッド、それ以外の交流や対話メインのコンテンツはリアル開催のみ
  • コンテンツ
    • Day1:セッション(3トラック30テーマ)、懇親会
    • Day2:シャッフルランチ、OST
  • 参加人数:オンライン含めて311名
  • 運営:実行委員10名、ボランティア16名

この場が成立することが、私たちの文化

開運まつりは、最初から大きなイベントとして計画されたものではありません。

日々の開発や運用の中で生まれた「もっと他チームの話を聞きたい」「同じ課題を持つ人と直接話せる場がほしい」といった声に共感したメンバーが、少しずつ集まり、形になりました。

所属や職能に関係なく、課題意識を持った人が手を挙げ、試しながら場を作っていく。そうしたボトムアップの動きが認められ、自然とイベントとして成立するところに、サイボウズの文化が表れていると感じています。

多角的に関われる場作り

さまざまな場所で交流する参加者
さまざまな場所で交流する参加者

開運冬まつりでは、参加者がそれぞれのスタンスで関われるように「知る」「交流する」「新しいつながりを作る」「対話する」という体験を、複数のコンテンツに分散させて設計しています。

これは、コロナ禍で「もっとチームや職能を超えて交流したい」「プロジェクト関係者やチームとしか話さなくなって、危機感がある」と立ち上げメンバーが思った背景にあります。聞くだけで終わず、誰かと話し、一緒に考えるところまで自然に進める場にしたい。実行委員の中で、そんな共通認識を持ってコンテンツを組み立てました。

具体的には

  • セッションの聴講、体験型コンテンツ:各チームや個人の取り組みを知る
  • 懇親会:新しい交流や、関心の近い人とカジュアルに交流を広げる
  • シャッフルランチ:普段は出会わないメンバーとじっくり話すことで、新しい交流を作る
  • OST:それぞれテーマを持ち寄って対話する

といったように、関わり方の粒度や深さが異なる場を行き来できる構成です。 聞くだけで終わらず、対話し、一緒に考えるところまでスムーズに進めることを意識しています。

セッションでは、いま考えていることを共有する場に

セッションを聴講する様子
セッションを聴講する様子

セッションでは、技術やプロダクトの話題に限らず、組織・働き方・これからの課題など、さまざまなテーマが扱われました。以下はその一部です。

  • サイボウズがAI時代にこの先生きのこるには
  • Agentic Codingの先へ:AI駆動開発で奉行プラグインを開発した話
  • Kubernetes ネットワークチームの紹介
  • ギャルマインドを伝播して、もっと「つながる」モメンタムづくり
  • 仕様ですか?不具合ですか?──未来のチームを救うために「Why」を残す

専門的な内容もあれば、価値観やチームづくりに踏み込む話もあり、参加者はそれぞれの関心に応じて「知る入口」を見つけていました。

OSTでは問いを持ち寄り、対話する

OSTで対話する様子
OSTで対話する様子

OSTは参加者自身が話したいテーマを持ち寄り、答えが決まっていない問いについて対話が行われました。

実際に挙がっていたテーマには、

  • 「コードを書く」以外のAI活用方法
  • おしえて!開発容易性の困りごと
  • ファシリテーション、難しくないですか?
  • レベルを上げるには

など、たくさんのテーマが挙がりました。 立場や職能の違う人が同じテーブルにつき、それぞれの視点や経験を持ち寄ることで、テーマが少しずつ深まっていく時間になっていました。

参加者の声

参加者アンケートからは、他チームの取り組みや考え方に触れることで、「自社の基盤のことをより深く知れた」「製品開発チームの現状が分かった」といった学びの話や、「AI体験型企画で他チームの生成AI活用を知り、自チームにどう活かせるかを考えるきっかけになった」という声があり、新たな知見が次の行動に繋がっていると感じます。また「普段オンライン上でのみでやり取りしていた方と、リアルの現場で業務について話をできた」というコメントもあり、オンラインでの関係がオフラインで強化される、実行委員長として、まさに目指していた状態が形になりました。

個人的に印象に残っているのは、セッションが終わった後や懇親会、OSTです。チームや職能が違う人たちが真剣に、時には楽しそうに話している様子を見て、この場を続けてきて良かった!と感じました。

交流を通じて視点が広がり、次の行動につながっていく。開運冬まつりは、そんな変化が自然に生まれる場になっていました。

イベントが成熟してきたからこそ、運営での悩み

2024年に始めた開運まつりも今回で5回目。そんな開運まつりも、順風満帆に運営できてきた訳ではありません。

サイボウズは開発部門とクラウド系の運用部門にわかれています。本イベントは私の所属する開発部門から立ち上がった企画だったので、当初は開発のメンバーが中心に参加していたため「開発まつり」状態という課題がありました。

ここ2回ほどの開催では、イベントの目的に加えてこの課題の解決を目標としていました。具体的な対策は、実行委員や当日ボランティアに運用部門の人を勧誘する……などの地道なアクション。それが功を奏して「二つの部門共同でのイベント」の共通認識が育まれたという声が増えました。

そして、次に解決すべき課題は「イベントの新鮮さをどう保つか」。コンテンツにマンネリ化の声も徐々に聞こえるようになってきました。これをうけ、次回以降、コンテンツ内容や体制を含めて見直し始めています。常に真摯にフィードバックを受け止めて、変わることをやめない。たった3人で始めたイベントが、ここまで来ました。

実行委員長として、イベントが成熟し定着したからこそ、次のフェーズに入ったと感じています。

おわりに

実行委員長としてこの場に関わりながら、開運冬まつりは参加する一人ひとりによって形づくられている場です。話したいと思った人が声を上げ、聞きたい人が集まり、対話が生まれる。その積み重ねが、次の仕事や挑戦につながっていくと参加者が交流する姿を見て感じました。

こうした取り組みが自然に続いていることが、サイボウズらしさなのだと思います。

このレポートを通じて、その一端が少しでも伝わっていれば嬉しいです。