こんにちは、サイボウズ・ラボの星野です。
先日明星大学で開催されたオープンソースカンファレンス 2016 Tokyo/Spring (以下、OSC) にサイボウズは初めてスポンサーとして出展しましたので、簡単に報告させて頂きます。
サイボウズ・ブース!
設営直後のブースです。結構目立つので、お客さんが興味を示してくれたと思います。
出展内容
我々が展示した内容は以下の 3 つです。
- サイボウズで作っているオープンソースソフトウェアの紹介
- サイボウズ・ラボユースの宣伝
- サイボウズの中の人が書いた本の展示
サイボウズで作っているオープンソースソフトウェアの紹介
cybozu.comによるクラウドサービスを始めてから、弊社でオープンソースソフトウェア(OSS) を扱う機会が増え、また、自社で使いたい、しかし弊社ビジネスには直接関係ないソフトウェアをOSS として開発することが増えました。その取り組みをご紹介し、サイボウズでのソフトウェア開発について知ってもらいたいというわけです。
今回は、インフラ開発をしている Hazama チームの取り組み (memached 互換 key-value ストア yrmcds など、レポジトリ)と、私が主に取り組んでいる Linux ブロックデバイスのバックアップシステム WalB を紹介するチラシを作り、展示、配布しました。
サイボウズ・ラボユースの宣伝
サイボウズ・ラボユースは、 学生さん向けの企画で、自分のやりたい OSS 開発を行うと、お金がもらえてサイボウズ・ラボメンバーの技術面でのサポートも受けられるという制度です。取り組みが始まってから 5 年経ち、ラボユース卒業生達のその後の活躍も聞こえてくるようになりました。
今回の OSC では、ラボユースのことを広く知ってもらう目的で、チラシを作って配りました。過去・現在のラボユース生も何名か手伝ってくれて、彼等の最近の取り組みについてのチラシを用意してもらって一緒に配りました。
サイボウズの中の人が書いた本の展示
ブースでは、弊社エンジニアが執筆した技術書を展示しました。他にもエンジニアが書いた本はあるのですが、スペースの制約で 3 冊だけでした。
予算の都合でプレゼントはできませんでした、すみません。実際に本を見掛けて寄ってらっしゃるお客さんを見て、その効果を実感しました。すごい。私は本を書いたことがないので、書けるものならそのうちお客さんが寄ってきてくれる本を書きたい、と思いました。
その他
それ以外に、tech@サイボウズ式のステッカーを今回作って配りました。サーバに貼って安定運用されることを願う御札?型ステッカーです。ステッカーそのものには会社名や製品名を入れず、ネタとしておもしろいもの、純粋にもらった人が貼りたくなるようなものを今後も作っていきたい、と担当者は語っています。ご期待ください。
あれ、製品の展示はしないの?と思ったあなた、はい、今回製品展示はしていません。というのも、出展の手伝いに行った弊社の人間は、私を含めてどちらかというとインフラ寄りのエンジニアが中心だったため、自分達が説明できるものを展示しました。OSC の参加者は技術者が多く、製品のアピールよりは技術のアピールの方が良いと考えたためです。
反省会
開催後、社内で反省会を開いて次に繋げる議論をしたのですが、その中からいくつか挙げておきます。
製品の展示はしない、という方針で望みましたが、 ブースに立ち寄ってくださった方々の中で、製品についての話題や質問される方もいらっしゃいました。 分かる範囲で説明したのですが、製品のパンフレットなどは準備しておけばよかったです。
写真をたくさん取って後でブログ用に使う予定だったのですが、後になって SD カードの入れ忘れ、という痛恨のミスが発覚。 リスクを減らすためにも写真は分担してそれぞれで取った方が良かったですね。
限られたブースのスペースをうまく使いこなせていませんでした。 特に、常時何かを流そうとディスプレイを 2 つ持っていったのですが、コンテンツを準備する時間があまりなく、 ひとつは何も写していませんでした。。展示物のバランスを考えると共に、次回参加時はもう少しコンテンツを練っていければと思います。
感想
最近このような活気のあるイベントにあまり参加していなかったので、少し気持ちが若返りました(^^ OSC 初回から参加しているメンバーもいたため、なんとなく事前に雰囲気は聞いていましたが、やはり実際に味わうと違いますね。私は OSC 初参加だったため、自社ブースの手伝いは少なめで、他企業の展示やコミュニティブースなどを見学する時間を多めにもらいましたが、おもしろそうなところで足を止めて話を聞いていると、いくら時間があっても足りず、時間があっという間に過ぎた 2 日間でした。
おわりに
今後も、試行錯誤しながら、サイボウズの OSS への取り組みなどをアピールしていきたいと考えておりますので、ご興味のある方は、是非 OSC にご参加ください!