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KAIZEN合宿のススメ

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こんにちは!kintone開発チームの刈川です。オフィスが日本橋に移転したので毎日新鮮な気持ちでお仕事している今日このごろです。

さて、今回はkintone開発チーム内で行っている開発合宿、もといKAIZEN合宿についてのご紹介をしたいと思います。

KAIZEN(改善)って?

KAIZENとはその名の通り、製品コードや開発プロセスで生じた技術的負債を返済し改善していくことです(ローマ字表記に深い意味はありません)。私達のチームではKAIZEN DAYというものを定期的に開催し、技術的負債を一日かけて返済する取り組みを行っています。KAIZEN DAYについては過去の記事で詳しく紹介してるのでこちらも参考にしてください。

一日じゃ足りない!集中できない!

先の記事でも取り上げましたが、一日で行える改善にはいくつかの課題がありました。

  • 一日では終わらない規模の改善にどう取り組むか
  • サービス本体のコードを大きく修正する場合のQAとのバランス
  • 割り込み(他の業務)にどう対処するか

今までのKAIZEN DAYではコードのリファクタリングやテストの追加、簡単なツールの作成など主に小規模のものを扱ってきました。 これは期限が一日しかないため、どうしても小規模なものを選択せざるを得ないからです。また、社内の自席で各自作業をしていたため、他のチームからはKAIZEN DAYをやっているのか普段の業務をやっているのか区別がつかず、他チームからの業務依頼(割り込み)が発生して集中できないという問題もありました。

ならば合宿だ!

単純な発想ですが、社内で集中できない、時間が足りないというなら社外のどこかで合宿してしまえばいいじゃん、という意見がチーム内の振り返りで出ました。そこでさっそく、二日間まるごとKAIZEN漬けの合宿をやろう!ということで計画が動き始めました。

振返りの様子。いつもKPTを使っています。
振返りの様子。いつもKPTを使っています。
(独身の私には関係のないことですが)開発チームには家庭持ちのメンバーもいるため、宿泊もできて自宅からも通えるほどよい距離の研修施設を選定し、 今回は幕張セミナーハウスさんのお世話になりました。

合宿のテーマ

合宿を行うにあたって、合宿全体の目標とテーマを決めることにしました。 テーマは

「サービス本体に手を入れ、プロトタイプ機能を作る」

です。普段は工数やQAとの兼ね合いで取り組みづらかった「あると便利な改善(機能)」のプロトタイプを作ってしまおうという試みです。

例えば以下の様なものです。

  • コメントにいいね機能をつける
  • コメント等を操作できる公式APIを実装する
  • アクセシビリティの向上
  • 全体的なレイアウト/スタイル(CSS)の最適化
  • Reactの導入

次に合宿の目標ですが、プロトタイプを実装し合宿後に全社に向けてお披露目することでフィードバックや実装イメージを持ってもらい、最終的には製品に組み込まれることを目標としました。

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合宿の成果物をコミットするための環境とgitブランチを本サービスとは別に用意し、合宿期間中はこの環境にがんがんデプロイしていきます。こうすることで既存のCIを壊さずに済むので自由に改善に取り組むことができます。

合宿のスケジュール

二日間のスケジュールはおおよそこんな感じで動きました。

■当日スケジュール (一日目) 09時ごろ 会場集合 10時ごろ 準備&かるく開会宣言 12時ごろ 昼食 18時まで KAIZEN 18時ごろ 夕食

(二日目) 07時ごろ 朝食 08時ごろ KAIZEN再開 12時ごろ 昼食 16時ごろ 成果発表 18時ごろ 解散 打ち上げ(任意参加)

サイボウズでは在宅勤務制度があるので、今回はその仕組みを利用して研修施設から会社PCにリモートで接続し各自作業を進めました。メリットとしては普段の業務で利用している環境で作業が行えるので、新しく作業環境を用意する必要がなく、スムーズに作業に取り掛かることができます。

合宿の様子

合宿の様子を写真で紹介します。 yatterukan

合宿後のお披露目会

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合宿後は専用の環境を社内公開し、全社員に触ってもらうことでフィードバックを集めました。また、別途お披露目会を開いてPMや販売チームなどにプロトタイプ機能のプレゼンを行いました。反応は好評で、多くの方から意見を頂きました。

↓お披露目会実況スレッドより抜粋 reaction3

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合宿の成果

お披露目会後に集めたフィードバックの結果、現実的に実現できそうなプロトタイプ機能は正式に本サービスに取り込まれることになりました。特に、合宿で既に大まかな仕様を作っていたので詳細仕様の作成の際に参考にできたり、gitブランチをそのまま残してあるので実装の際の参考になることは大きなメリットだと思います。

おわりに

今回はkintone開発チームが自主的に開催しているKAIZEN合宿とその効果についてご紹介しました。まだ第一回を終えたばかりなので合宿自体の改善が必要な点もありますが、こういった合宿やKAIZEN DAYを通じて本サービス改善のサイクルを上手に回せていけるよう続けていきたいと思います。

おまけ

最後はみんなで! 写真 2015-04-17 17 49 26