kintone品質管理の裏側

こんにちは!東京品質保証部の中園です。
将来の夢は自叙伝を出版することです。

さて、今回は私が担当している kintone の品質管理の裏側をご紹介します。
「品質管理」や「QA(Quality Assuranceの略)」といわれると、製品の試験をしてバグを見つけ、報告するというイメージでしょうか。
kintoneの品質管理を担当しているメンバーは、松山に11名、上海に3名、東京に3名います。

試験の流れ

試験の大まかな流れとしては、
1. 試験の計画を立てる
2. 機能仕様書を元に、試験の内容を決める
3. 試験する ※ほとんど手動です…!
4. 発見したバグを報告
5. 試験完了
ですが、2~5は主に松山・上海のメンバーが行っています。

東京メンバーは何をやっているのか?

サボっている訳ではありません。試験以外で暗躍しています。
東京メンバーは、

・開発する新機能に対して、必要な要件を満たしているか確認する
プロダクトマネージャーが作成する機能仕様書の要件が、実際の利用シナリオに沿っているものかチェックします。

・試験仕様書のレビューをする
松山・上海メンバーが作成した試験内容に不備がないか・漏れがないかチェックします。

・松山・上海メンバーから試験に関しての相談ごとを受ける
この試験どうやってするの!?この現象って不具合!?などなど、相談ごとは様々です。

・バージョンアップ試験などの、ちょっと難しめの試験をする
kintoneの内部的な仕組みを把握しないといけない場合があります。
理解するためにはある程度の知識が必要です。

・発見されたバグのトリアージをする
バグの改修する・しない、改修する場合はどのバージョンで改修するのかをプロダクトマネージャー、プログラマと一緒に決めます。

・社外や社内からの不具合報告を確認する
社外/社内からの不具合報告が多い時は、東京メンバー総出で対応します。
時には帰宅時間が遅くなることも。

・勉強会を開いて、効率よく試験ができる仕組みを考える
試験に関する勉強会はQA内で自発的に開いています。

試験結果を分析し、プロダクトマネージャーやプログラマにフィードバックする
開発段階から不具合を作らないための改善活動をしています。

などなど、陰ながら大忙しです。
レビューだけで1日が終わる という日もあります。

実際の試験仕様書レビューの場面

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松山・上海でも上記の活動をできるよう、教育を進めています。
ちなみに、松山・上海メンバーとのやりとり、kintoneのバグ管理、試験の進捗管理、社外/社内からの不具合報告…などは全てkintoneで管理しています!
グループウェアがあれば、拠点が離れていても、距離を感じさせないコミュニケーションが実現可能です。

おわりに

簡単ですが、kintoneの品質管理の裏側をご紹介させていただきました!
品質管理のお仕事は、試験以外にもたくさんあることをお伝えできていれば幸いです。