松山開発部とVim

こんにちは。松山開発部の矢野です。 今回は「松山開発部とVim」というテーマでお送りします。

松山開発部では サイボウズ Office や、メールワイズといった製品を開発しています。 操る言語は主に C++, HTML, CSS, Javascript です。

CGI部分のコーディングには Visual Studio を使っているのですが、ファイルの編集方法に縛りはないので、各個人で使っているエディタは違います。

常用しているエディタについてインタビューしたところ、秀丸、Sakura Editor、gPad、Mery、Notepad++などなど、実に国際色豊かな結果となりました。ちなみに、すべてを Visual Studio で編集するという猛者もいます。

なんと松山開発部には Vim を常用しているのは二人しかいません。

多様な業務の都合上、Linuxに触れる機会もあるというのに、これでは httpd.conf もいじれず途方に暮れるのではないか……。 そんな一抹の不安がよぎり、先日(※1)、ランチ勉強会を開催しました。

こんな感じでランチタイムや業務後にネタを持ち寄り、ゆるふわな感じで勉強会したりします。
こんな感じでランチタイムや業務後にネタを持ち寄り、ゆるふわな感じで勉強会したりします。

超基本といえる操作についてまとめてから、ふと思いたって事前調査をおこなったところ、さすがに皆さん基本操作ぐらいは心得ていたので、ですよねーとセルフ突っ込みを入れながら、もっと Vim を使えるようになってもらうため、資料を加筆しました。 最終的に仕上がった資料の目次は以下の通りです。

  • Lv.1:マジでこれだけ知っときゃなんとかなる
    • モードについて
    • 基本操作
  • Lv.2 :これ知ってるともうちょっとマシになる
    • 置換
    • Vimgrep
    • 矩形選択
    • インデント
  • Lv.3 :余裕あったら覚えたらええんちゃうかな

さて、勉強会の様子ですが、案の上 Lv.1 に設定した基本操作編はほぼスルーで進みました。

もはや Lv.1 では退屈さえ感じ、資料の先を覗き見る様子。
もはや Lv.1 では退屈さえ感じ、資料の先を覗き見る様子。

皆さん興味津々だったのは、矩形選択 や Vimgrep、実演に際して説明もなく使った 画面分割 あたりでした。 「エディタが透けてるとカッコいい」に次ぐといわれる、「画面分割してるとカッコいい」という定説を実感しました。

当初の目的とは若干ずれたのですが、満足度高め(当社比)で終わることができたので、結果オーライということで笑って済ませたいです。

勉強会オーラス。にこやかな表情からも満足感がうかがい知れます。(当社比)
勉強会オーラス。にこやかな表情からも満足感がうかがい知れます。(当社比)

手前味噌な資料ですが SlideShare に公開しているので、もしよろしければどうぞ。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました <(_ _)>


(※1) 2013年6月10日